はまる! 中国の古い町並歩きの魅力

石畳の通り沿いには、木造家屋が立ち並び、なんとも穏やかな風景。写真を撮りたくなるようなひなびた町並の中に、自分がいると言うことがうれしい。こんな中国の古い町並歩きは、日本人旅行者にも人気の旅の目的のひとつです。秦の始皇帝陵、龍門石窟、万里の長城など、中国の世界遺産と言えば、スケールの大きなものが多いです。中国の古い町は、城壁があるところを古城と呼びます。城壁がない古い町は、古鎮と呼ぶことが多いようです。古城や古鎮には、世界遺産クラスの歴史的建造物とは違い、今もそこに住んでいる人の暮らしがあります。その暮らしをのぞき見できるのが、古い町並歩きの一番の魅力です。

毎年、改訂版がでるのがいいね! 約40元(720円)で思いっきり使えます! 毎年、改訂版がでるのがいいね! 約40元(720円)で思いっきり使えます!

古い町並好きの人には必須の一冊

さて、この中国の古い町並歩きは、一人旅の旅行者に人気です。世界遺産クラスなら山西省の平遥、雲南省の麗江など、どちらにも迷路のような路地があります。そこを1日行ったり来たり、気分にまかせて歩きまわるのは、一人旅好きの旅行者にぴったりです。もし、あなたが、古い町並と一人旅好きなら、いちおしのガイドブックがあります。陝西師範大学出版社の「中国古鎮游」です。新華書店の旅行本コーナーに行けば、必ずある本です。同じタイトルで吉林科学技術出版社のものもありますが、陝西師範大学版がおすすめです。

「中国古鎮游」は中国旅本界のジャンルの一つ

ブームは過ぎましたが、中国人の間でも古城や古鎮観光は、一定の人気があります。そのため「中国古鎮游」や「中国古城游」の本は、旅本の中ではひとつのジャンルとなっています。私が紹介した以外の出版社からも「中国古鎮游」や「今、絶対、見ておきたい中国の100の美しい村」と言ったタイトルの本が出ています。おすすめの陝西師範大学版は、毎年、改訂版が出ている上に、古民家建築の簡単な説明と地方によっての違いが紹介されています。知っていると観光が楽しくなる知識が入っているのがポイントです。

「中国古鎮游」さえあれば、バッチリ!

陝西師範大学版「中国古鎮游」は厚さ3.5センチもあるような分厚い本です。古鎮が多い省と少ない省の差はありますが、中国全土の主な古鎮が紹介されています。上海に近い江蘇省の同里や周荘、北部なら山西省の平遥など、日本のガイドブックでもおなじみの超有名古鎮も載っていますが、まったく無名の広東省の大旗頭村や山西省の郭峪などもあり、内容にばらつきはあります。また、分厚いので古鎮を一か所、見るだけのために1冊持っていくのは重すぎるのが難点です。その代わり、家にいる時に次はどこに行こうかなと見ているだけで楽しくなる本です。「中国古鎮游」は、海外一人旅好きで古い町並好きの人なら手元に1冊、置いておきたい本ですよ!