青島でみかける怪しい液体を持つ人々

怪しげな液体が入ったビニール袋を持った地元っ子の姿が気になります。その液体の色からして、それはどう見てもおしっこにしか見えないんですけど。もちろん違います。これはビール! さすが!山東省青島は青島ビールが生まれた町です。青島ではビールの量り売りが一般的です。だいたい500ミリリットルで6元(約120円)です。夏の夕方ともなると、地元の人は店先で大きな袋でビールを買うのがお決まりです。ビールで重そうなビニール袋を持って、家路へと急ぐ姿は青島の夏の風物詩とも言えます。

青島ビールが生まれた地、青島で初体験!ここでしかできないビールの飲み方とは! 青島ビールが生まれた地、青島で初体験!ここでしかできないビールの飲み方とは!

ドイツが青島に残した大きな遺産

1898年、ドイツは青島を含め膠州湾一帯を租借地としました。ロシア、フランスと比べると、中国に進出するのが遅かったので、ドイツは巻き返しを図るべく、青島をドイツそのものにしようとしました。その遺産が今も青島に残る「旧ドイツ総督府」、「青島徳国監獄旧址博物館」や「天主教堂」などの建築物です。ドイツが作った美しい街並みと海水浴場が今、青島に観光客を呼んでいます。そのドイツが残したもう一つの大きな遺産が青島ビールです。

青島ビール博物館に行ってみよう!

1903年、青島にドイツ人とイギリス人が共同でビール工場を作りました。ドイツから技師を呼び、この地で本物のドイツビールの製造をはじめました。これが世界的に有名な青島ビールの始まりです。のちに経営権は日本、中華民国、中華人民共和国へと移っていきます。青島には青島ビール博物館があります。ここに行けば、青島ビールの歴史を知ることができ、ビールの原酒と純生ビールの試飲もできるんですよ。でも、旅行者にとって、惹かれるのはやっぱり路上の量り売りビールです。

青島でしかできないビールの飲み方を体験!

青島駅がある旧市街に行ってみましょう。メインストリートの中山路から西側の四方路に出ると、このあたりは路上市場や安食堂が集まっている下町です。食堂の入り口やビール屋さんの前で、ビールの量り売りをしています。ここでビニール袋にビールを入れてもらい、飲みながら、ドイツ風の街並みを散策してみませんか?市場には、目の前で選んだ海鮮類を炒めてくれる食堂もあります。市場の食堂で海鮮をつまみつつ、ジョッキでビールを飲むのもいいですけど、ここはビニール袋でビールを飲むのがおすすめです。青島でしかできない経験ですから。私もやってみました。ストローで飲むビールに頭くらくらでした〜。