沿岸部の中国人がいちおしのビーチとは?

中国と言うよりベトナムに近い中国の海南島は、ビーチが美しいことで有名です。ここは別格として、中国の沿岸部でビーチが美しいところといえば、青島です。日本人も知っている青島ビールが生まれた町です。中国人には「海水浴なら青島がいいよ」と推薦されても、実際に日本人が行ってみると、「そんなにきれい? 普通やん」という感じです。日本人は、意外ときれいな海を見慣れています。泳ぐのが好きで、沖縄や日本海に海水浴によく行く人ならなおさらです。そのため沿岸部で日本から直行便もある青島は行きやすいところではありますが、ビーチの感動はいまひとつです。

中山路沿いのドイツ建築。欧風建築と漢字のミスマッチを見るのが、旧租界歩きの醍醐味 中山路沿いのドイツ建築。欧風建築と漢字のミスマッチを見るのが、旧租界歩きの醍醐味

ビーチよりおすすめしたいのは、青島の町

青島のビーチはさておき、町並のほうは、行ってみる価値ありです。青島は、北京の東南、山東半島の南に位置しています。日清戦争の後、1898年から清朝から権利を借り受けたドイツが、この地にドイツ風の町並を作りました。その後、日本が占領した時代もありましたが、青島は今もドイツ租界時代の建築がそのまま残っている美しい町です。青島は西側が旧市街で、東側が新市街になっています。ドイツ建築が並ぶ街並をぷらっと歩くには、旧市街の中山路を目指しましょう。

青島でドイツ租界時代の建築を楽しもう!

中山路は、青島駅の東側を走っている古い繁華街です。青島駅は、時計塔が残っている100年以上の歴史がある建て物です。現在、青島市の中心が新市街に移っています。そのため、繁華街と言っても中山路周辺は道路の幅も狭く、住宅密集地のような雰囲気です。そのほとんどがドイツらしく、重厚とも武骨な感じにも見える洋館です。年季が入ったドイツ風の洋館が集まっているので、漢字の看板がなければ、中国じゃないみたいです。中山路の東側に建つは天主教堂は、赤い屋根と二つの塔を持つ教会です。この辺りは、結婚の記念写真を撮影するカップルが一番多いところだけあって、ドイツそのものといった雰囲気です。

青島のビーチから連想する餃子とは?

中山路を南に下ると、第六海水浴場があります。海岸線に近い広西路、太平路沿いは、ドイツ式の洋館が並ぶ通りです。もともと個人の邸宅だった洋館も現在は、アパートになっています。洗濯物など、生活感がいっぱいで、街歩きが楽しいところです。ビーチは海水浴場になっていて、夏は「下餃子」で知られています。「下餃子」とは、日本語の「芋を洗う」です。中国では、多くの人で混雑している様子は、鍋でたくさんの餃子をゆでる様子を連想するようです。中国らしい! とにかく夏の青島のビーチは「下餃子」で大変な混雑ぶりです。日本人は、ビーチで泳ぐより、「下餃子」を見に行き、ドイツ風の町並を歩き回る旅がオススメです!