初めての青島、教会がありすぎて、目印の教会がわからない!

初めて行く町は明るいうちに着きたいものです。今回、私は初めての青島なのに、空港から町に着くともうすっかり夜でした。予約していた宿が見つかりません。「教会のそばにあるユースホステルなんですが、このあたりに教会はありますか?」と付近を歩いている人に尋ねました。「あそこに教会が見えるけど,教会はいくつもあるからなあ」と言われました。山東省の青島が、ドイツの租借地だったことを思い出しました。山東省は北京の南側の黄海に突き出した半島一帯です。青島は黄海に面した港町です。

中国なのに教会がいっぱい!異国情緒満点の青島、旧市街歩き 中国なのに教会がいっぱい!異国情緒満点の青島、旧市街歩き

青島といえば、青島ビール。青島ビールの歴史。

山東省ときいてもピンと来ない人も青島と聞けば、青島ビールが思い浮かびます。1903年、ドイツ人とイギリス人がこの地でビール工場を建設し、ドイツ人技師によって本物のドイツビールの生産を始めました。これが今や世界的なブランドになった青島ビールの始まりです。さて、ビールはさておき、青島は1898年から1914年までドイツの租借地になりました。この間にドイツ人は総統府、監獄をはじめ多くの建築物を残しました。そのひとつが教会です。

青島教会巡り、ここだけは行ってほしい!

なかでも「江蘇路基督教堂」はグリム童話にでもでてきそうな雰囲気です。黄土色のかべに煉瓦色の屋根、大きな石でふちどられた門。ドイツの森の中にたつ大きな家みたいです。旧市街の中心部、中山路に近い丘の上に建つのは「天主教堂」。質実剛健で格式高そうな雰囲気です。観象二路の「聖保羅(セントポール)大教堂」は、イギリス人が建てた大きな赤レンガの教会です。丸みがある外観はドイツ人が建てた教会とは異なります。もちろん他にも教会はあり、中山路周辺の旧市街を歩いていると、ふいに現れたりもします。

港町と言えばおしゃれなはず。青島の魅力はどこにある?

外国の租界や租借地があった港町は、上海や大連など、今もおしゃれで発展した町のイメージです。山東省という土地は、よく言えば素朴、悪く言えば田舎っぽいのです。そのせいか青島は人口764万の大都市なのに、旧市街に行くと、90年代や2000年代の中国の雰囲気がそのまま残っています。風情がある古い洋館をおしゃれなカフェやショップにすると、計算された感じがします。青島ではそれが庶民的な食堂だったり、古いアパートのままです。こんなあるがままの租界地の風景が青島の魅力です。教会めぐりと旧市街ぶらぶら歩きを楽しんでみませんか?