- ミツ
- 中国・上海在住。2006年2月より、夫の海外勤務に伴い上海へ。この街の印象を一言で言うと、「とにかく外に出さえすれば何か面白いことにぶつかる街」。自由奔放でエネルギッシュな上海の人々に圧倒されっぱなし!ちなみに上海でメロメロなのは本場中華料理とマッサージ。
出発エリアをに変更しました。
日本では高価なバラも、ここではこの通りひと束20元(約300円)前後!
上海には一般客でも買い物を楽しむことのできる市場がたくさんあります。雑貨市場、布市場、お茶市場、キッチン用品市場…。街中のお店で買うよりもかなり安いお値段で色々な物を手に入れることができるため、地元の人はもちろん、私たちのような外国人も頻繁に足を運びます。
中国の市場というと、薄汚れた青空市場のような所を想像される方もいるかもしれませんが、それは一昔前の話。発展目覚ましい上海においてはたいていは冷暖房完備のショッピングモールの中にあるので安心です。
さて今回ご紹介するのは、曹家渡花市、通称「花市場」です。
所狭しと並べられた観葉植物の数々。鉢は希望のものと交換してくれます
花市場の建物内にはたくさんの店があり、生花を専門に使う店、観葉植物を専門に扱う店、さらには生花の中でも蘭だけを扱う店といったように、店ごとにそれぞれ特徴を持っていますが、全体として多くの種類の植物を扱っているので、草花が好きな方は見て回るだけでも楽しめます。
私はよくこちらで大きめの観葉植物を購入しますが、驚くのはその値段の安さ! 例えば最近買ったものだと、私より高い背丈で茎も太く立派に生い茂ったクワズイモが210元(約3,150円)。しかも日本だとそれだけで数千円しそうなお洒落な鉢付きでこのお値段なんです。
こんな風に荷台に植物を固定して運んでくれます。日本ではあまり見ない光景ですよね!?
そして買った観葉植物は、お店の人が家まで届けてくれます。と言うと車での配達を想像されるでしょうが、自転車もしくは三輪車での配達が一般的。実に中国っぽいでしょう!? 我が家は花市場から結構遠い上、かなり重たい鉢を購入してしまったので、最初は申し訳ない気分になりましたが、おじさんたちはとても元気にハイスピードで走っているので心配いらないようです。
また生花の場合も、バラであってもひと束20元(約300円)前後と非常にお手頃価格。ここでなら100本のバラを買ってプレゼントすることも容易に実現しますよ!
小さな観葉植物用の鉢。この店にはセンスのよいものが並んでいました
とはいえ、残念ながら植物は普通、日本に持って帰ることができません。お値段が安いので上述のように切り花を買って、上海での滞在期間だけ楽しむという手もありますが、それだとなんだか花がかわいそう…という方は、違う楽しみ方も。
ここにはフラワーアレンジメントグッズや、陶器やガラスの花器なども売られており、割とお洒落なものを扱うお店なども存在します。これらに限らずここではすべて値段交渉次第ですが、日本で買うよりずっと安いお値段で手に入れられるはずです。そういったものを買い集めて帰るというのも楽しいかもしれません。
曹家渡花市の入り口。ちょっと奥まったところに建物があるので見落とさないで!
■曹家渡花市
住所:普陀区長寿路1148号(万航渡路との交差点そば)
【市場までのアクセス】
地下鉄2号線静安寺駅からタクシーで約20分
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/08/20)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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