- 小田川愛
- 上海交通大学で中国語を学び、その後現地で人材コンサルティング・日本語教師を経験。幼少より海外の様々な国へ訪問・滞在するなど、自他共に認める行動派。特技は現地の人と変わらぬ生活を楽しめること。注目スポットから、普段は紹介されない郊外まで、今話題の上海は私にお任せください!
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沢山の花に囲まれてみたい!!と思ったことありませんか?この花市場でそんな夢が叶います
最近日本で『市場』と聞くと、私は魚市場くらいしかピンとこないのですが、ここ中国では、今なおありとあらゆる市場が存在し、スーパーに行く感覚で利用されています。一般的に市場は、小さな商店が集まって日用品や食料品を売っている場所を指しますが、中国では物も安く大量に購入することも可能なため、日本の問屋をイメージして頂くのが近いかなという気がします。布市場・衣料品市場・野菜市場・材料市場…などなど数多く存在する市場の中で、今回は動植物・小物・工芸品などを取り扱っている『精盛花市』をご紹介します!
ずらりと並ぶ花屋。それぞれに個性があり、要望に合わせたアレンジをお願いできます。値段を比較したり、品質を自分で確かめるのも楽しいですよ
『精盛花市』は、繁華街と繁華街の間、ちょうど死角になる様な場所で営業しており、普段はなかなか見つけることの難しいちょっとした穴場です。広い敷地の中に入ると花の香りがふわ〜っと広がり、その数の多さと種類の豊富さには驚いてしまいます 。海外旅行の目的は人により様々ですが、割とよく聞くのが何かの記念やお祝い旅行、または接待です。そんな時、現地で調達できるプレゼントがあるといいけど、どこで買えばいいやら…とよく言われます。ここは個々の多様なニーズに合わせ、色々な花や贈り物をアレンジしてくれる強い味方です!
ふわふわ羽にくるまった、かわいい熊のぬいぐるみたち。街を歩いていると、女性が嬉しそうに手にしている光景を見かけます
日本で花を買うと1本数百円しますから、まとまった数を揃えるとなると、大きな出費になりますよね。しかしここでは、カサブランカが1本5元〜(約70円〜)バラは1本3元〜(約42円〜)と、破格のお値段で購入が可能ですから、両手に抱えきれないほどの花束を買うことができます。そして、めずらしいものでは、『花びらだけ』というものや、日本ではお目にかかることのない『ぬいぐるみ束』なるものもあり、男性から女性へプレゼントとして買っていく方が多いようです。旅先のサプライズに、またお土産に、きっと話題になりますね!
餌皿は1元から(約14円〜)。私は餌皿以外に小物入れとして、また小さな花瓶としても使っています。種類もとっても豊富で、お土産にも大変喜ばれますよ
花は持ち帰られないし…私には用がなさそうと思われている方も多いと思いますが、中国の市場には、ほとんどの場所でその物に関連した沢山の商品を取り扱っています。ここでは、動植物とその関連商品、またその周辺に合う家具、掛け軸、骨董、石など花市場と称する以上のものが揃えてありますので、一見の価値はあります! 特に竹などでできた素朴な鳥かごや陶器の餌皿は、インテリアとしても大変好評なようで観光地などでもよく見かけます。同じものでもはるかに安く購入することができ、また種類も豊富ですので、是非立ち寄って生の中国を体験してみてくださいね。
目印は大きな看板。向いには野菜市場と小さな雑貨の商店街もありますので、是非合わせてご覧ください
■精盛花市
住所 安順路×定西路
アクセス 地下鉄3・4号線虹橋路駅下車徒歩約5分
※開店及び閉店時間がまちまちですので、時間に余裕を持って足を運ばれることをオススメします。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/03/06)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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