- 小田川愛
- 上海交通大学で中国語を学び、その後現地で人材コンサルティング・日本語教師を経験。幼少より海外の様々な国へ訪問・滞在するなど、自他共に認める行動派。特技は現地の人と変わらぬ生活を楽しめること。注目スポットから、普段は紹介されない郊外まで、今話題の上海は私にお任せください!
出発エリアをに変更しました。
メインの庭園だけでなく、様々な見どころがある豫園の魅力をご紹介します
上海で一番有名な庭園といえば豫園です。ツアーで来ても、個人で来ても恐らくどこかの日程で入ってくる観光名所です。一番の見どころは勿論立派な庭園なのですが、ここは豫園を囲むように、沢山のお店や寺院がひしめき合っていて、それを一つ一つ見ていくだけでも、一日かかってしまうくらい、奥が深いスポットなんです。ざっくり説明すると、豫園の周りには観光客が多く買い物をする豫園商城というところがあります。こちらは、雑貨は勿論お菓子やお茶、食器や茶器、さらには漢方までありとあらゆる店舗があり、その歴史も随分と長い老舗ばかりです。
庭を幾重にも囲むお店の輪。ほとんどのお店が外に商品を置いていますが、中には入らなければ何を売っているところか分からない店舗も。
豫園商城は大きな建物にぐるりと囲まれており、その中にお店があるのですが、豫園商城の外側を囲むようにさらにお店が並んでいます。豫園商城内よりも若干お手頃価格の物も手に入り、こちらも時間があれば足を運んで頂きたいところです。さて、今日ご紹介するのは豫園商城を出てすぐ目の前に建つビルです。このビル、外から見ると一体なんだろうと不思議に思う方も多いようなのですが、中は想像以上のにぎわいを見せる市場になっているんです。
空港やお土産店でもよく見かけるストラップ。豫園周辺の店舗を比較しただけで、数百円の差がつくこともあります。
上海福民街小商品市場は、豫園にある中国の印象が強い建物とは違い、見た目は普通のビルです。特に窓があるわけでもなく、中の様子がうかがえるわけでもないので、何も知らなければ通りすぎてしまうかもしれません。中に入ると、そこにはどこからどこまでが一つのお店なのか分からないくらい物と人であふれています。中には「あれ?これさっき豫園商城で見たような…」というものまで並んでいます。店内は中国らしい飾り物や、文房具、日用雑貨から食器類までありとあらゆるものが集まっています。
結婚式で使う小物類も充実しているので、地元のカップルもよく品定めしています。数が多ければオーダーを受けてくれるところもあるので、具体的なイメージを持って行きましょう。
ここで驚くのがその価格です。1元2元はあたり前の市場ですので、例えば日本からお店の経営者などが買いつけに来るというのも、よく見る光景で、紙ナプキンやキャンドル、包装紙などもよく売れるそうです。勿論個人のお客さんも多いのですが、中でもオススメしたいのが、これから結婚式をあげる方です。こちらの市場には、婚礼用品を扱うお店が多くあり、その種類も豊富です。中国らしいものから、海外に輸出しているデザインの物まであります。勿論バラマキ系お土産も、同じものがあれば豫園商城で買うよりはるかに安く買えますので、是非足を運んでみて下さい。
こんなにかわいいミニチュアも数百円からそろっています。
■上海福民街小商品市場
住所:上海市福佑路225号
時間:10:00〜21:00
定休日: 年中無休
アクセス:地下鉄10号線豫園駅1号出口を出て徒歩5分
※日本語不可
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/10/05)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて