なんでこんなに人がいるのか?

2015年、上海に行ったのが、ちょうど中国の旧正月、春節の時期に当たっていました。春節では1ヶ月も休む人がいるそうですが、休みのど真ん中の7連休は外していたので、大丈夫だろうとは思っていたのです。ところが成田空港では、土産をかかえた中国旅行者たちが大勢いました。なんでもここ数年は、中国人の春節の過ごし方ベスト3として、日本旅行、マカオでカジノ旅行、南国のリゾート海南島でバカンス旅行が挙げられるそうです。そうして上海に到着すると、上海駅の近くのホテルに泊まったのですが、朝から大勢の人たちが、山ほどの荷物を抱えて行き交っています。上海在住の友人の話によれば、春節で、上海に買い出しや観光で来ている人が多いというのです。お正月の東京など大都会の静けさとはまったく異なる上海の旧正月なのでした。それにしても、なんでこれだけ人がいるのという多さです。

上海地下鉄4号線のホーム。4号線は、一部高架なのです 上海地下鉄4号線のホーム。4号線は、一部高架なのです

13億人をコントロールする国ならではの地下鉄

こんな時期だからどうか、タクシーを拾うのも一苦労です。しかし週末旅行でしたので、通勤ラッシュは関係ないはず。そこで地下鉄を使うことにしました。地下街には様々なデザインの公共交通カードを売っている店があって、そこで購入するのが便利なようです。これは地下鉄、バス、タクシーなどで使えて便利です。地下鉄は、荷物検査があり、次にこのカードを、ゲートのタッチパネルにかざして入場します。上海駅の地下鉄構内はものすごい人の多さなのに、床に示された矢印に沿ってみんな歩いているので、立ち止まることも、すれ違う通路でぶつかるようなこともありません。しかも、至る所に鉄柵が設けられ、適度にスピードを落としてジグザグに歩くように考えられているのです。さすが13億人民をコントロールする国ですね。何気ない地下鉄の構造の中にも、多くの人が無理なく自然に進めるようにできていたのです。

上海地下鉄の乗り換えには、体力が必要です!

上海には全部で16路線の地下鉄が走っており、今や総距離は世界一と言われています。ホームは開閉ドアが付き、モニター画面で列車の到着が告げられます。真新しくて、きれいですし、車内でマナーの悪い人も見かけませんでした。なかなかいいぞ、上海地下鉄。しかし上海在住友人と合流し、路線網をしっかり頭に入れた彼と移動し始めてからがいけません。複数の路線が乗り入れる駅では、乗り換えのために、矢印どおりに進むと、階段を上がったり下りたり、ホームの端から端まで歩いたりと、かなりの距離を歩かされるのです。日本の地下鉄でもそういうことはありますが、はるかに日本以上です。地下鉄は便利でいいですが、乗り換えが大変なのでした。バスはバスで、複雑怪奇な路線の上海の市バスを乗りこなすのは、容易ではないと言われています。人の多さを克服するには、多少の我慢と体力が必要なようですね。