18歳の海外一人旅なら、どこへ行く?

私の次男が高校を卒業した春休み、一人旅の行き先に選んだのは上海でした。度胸だけは人一倍ですが英語はからきし苦手、旅費も心細い息子でしたが、自分で調べてまったくトラブルなしで旅できたようです。私は上海に行ったことがありませんが、話を聞いてみると、上海は初めての海外一人旅にかなり適した旅先であることがわかりました。

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学生旅行にとって好条件がそろうのは上海

まず、飛行機の便数が多く飛行時間が短いため、国内旅行の感覚で出かけられることです。上海は、中国大陸で最も飛行時間の短い場所です。たとえば東京からだと平均3時間半ほど。韓国ほどではありませんが、やっぱり近いですよね。また、時差は1時間だけ、気候差も大きな隔たりがありません。そして食べ物。好き嫌いの多い人でも、日本人で「中華料理だけはとにかく絶対に食べられない」という人はあまりいませんよね。そこそこ都会なので中華以外の飲食店もたくさんあります。食べ物関係でのハードルはとても低いでしょう。

ユースホステルの予約もネットで楽々

さて宿泊ですが、息子は日本ですべて予約していきました。学生らしく、数軒のユースホステルに泊まったそうです。1泊2000〜3000円ほどで朝食付き。レストランやバーのあるユースホステルもあり、夜は世界各国の若者と交流できたとのことでした。日本語を話せる中国人の若者とも親しくなり、その後もSNSで交流したり、その人が日本に遊びに来た時は飲みに行ったりしていました。

“ホテル、空港、スタバの店員”とは何の意味?

以前、上海に住んでいた友人から「上海は大都会のように見えても、地方から出てきている人も多いから、道を歩いている人は英語を話せない。むしろ誰も話せないと考えた方がいい。英語を話せる人がいるのは“ホテル、空港、スタバの店員”だけと心得よ」と聞いたことがあります。息子が旅してみると、まさにそのとおりだったと言います。息子も英語が苦手ですが、相手もまるっきり話せないので、英語ができなくてもかえって苦にならないと…。なにかトラブルに遭った時はどうするのかとも思いますが、漢字である程度は筆談ができるので、息子は紙とペンを持ち歩いていました。

喉の具合に気をつけて、行ってらっしゃい!

上海や上海近郊には、豫園をはじめとする観光名所がたくさんあります。それらの土産物屋や飲食店ですら、英語があまり通じないらしいのです。「上海といえば中国で一番国際的なイメージがあるのに、その観光地ですら軒並み英語ができないなんて」と息子は驚きながらも、ジェスチャーと筆談で難なく旅行できました。漢字圏の旅行は、日本人には多少なりとも意味を取りやすい分、言葉のハードルは低くなります。空港や街中の標識などで、それを実感することでしょう。忘れがちな注意点は、上海は空気の悪い日が多いので、心配な人はマスクを準備していくことです。けちけち旅行した息子も、マスクだけは高級品を買い、旅行中はずっと付けていたそうですよ!