上海滞在を能率よく過ごすには?

(その1から続く)金曜日夜出発で日曜日帰国で上海に行く場合、羽田空港から全日空NH97便18:30発、21:10着で出発し、帰りは上海18:50発のNH921で21:30に成田空港に帰ってくるのが、最長で滞在できます。ホテルは2泊。できれば地下鉄駅にほど近く、観光名所が集中的に集まる、外灘(わいたん)にほど近いホテルを選ぶといいでしょう。上海駅周辺も候補地の一つです。特に短期旅行の場合、動きやすいホテルを拠点に選ぶのが賢い選択です。いくら高級ホテルでも、郊外にあるようでは、移動に時間がかかってしまうため、あまり町を楽しめません。上海は交通渋滞がひどく、また思った以上に町も広いです。地下鉄でならすぐそこのように思えても、タクシーを使うと思った以上に時間がかかります。また路上では、タクシーがなかなか拾えないことも多いので、やや難儀です。そこで利便性と時間の節約を考えて、上海公共交通カードを購入することをお勧めします。

プレミアムフライデーで海外へ!(その2:上海の楽しみ方) プレミアムフライデーで海外へ!(その2:上海の楽しみ方)

移動に便利な上海公共交通カードの使い方

上海公共交通カードは、浦東国際空港駅で購入できます。これはバス、地下鉄、フェリー、タクシー、上海トランスラピットなどに利用できるプリペイド式チャージ型のカードです。上海トランスラピットは、リニアモーターカーのこと。浦東国際空港駅と竜陽路の間約30キロを15分程度で結んでいます。最大時速は300キロ程度。世界でリニアの商業運行はここだけですので、話のネタに乗ってみるのも面白いです。上海公共交通カードを使うと50元の運賃が40元に割引されます。チャージ型ですから、リニアに乗るなら100元、乗らなければ50元くらいチャージするのがいいでしょう(最低デポジットは20元。返却時に払い戻しされます)。途中で足りなくなれば、地下鉄駅などでチャージするか、タクシーの場合は、差額の足りない分を現金で支払ってもOKです。残高があれば、最後に空港駅で払い戻ししてもらいましょう。

日本租界と外灘を歩いて、戦前の上海に思いをはせる

外灘を散策する前に、戦前に日本租界だった虹口を見てみましょう。最寄りは、地下鉄3号線「虹橋足球場」駅。金子光春著『どくろ杯』(中公文庫)には、昭和初期の日本租界の様子がリアルに描かれており面白いです。ガイドブックより、『どくろ杯』片手に散策したほうがいいかもしれません。そして呉松江方面の外白渡橋を目指しましょう。この橋の手前にあるのが、上海浦江飯店(アスターホテル)です。1867年、パリ万博へ向かった、羽織袴にちょんまげ姿の幕府一行が宿泊したのがこのホテルです。往時の様子がうかがえる写真も多く展示されており必見です。そして橋を渡って外灘へ。上海らしいモダンなビル群と、対照的に和平飯店など歴史的建造物が川の向こう岸と手前に同時に見られます。2泊3日なら上海ツアーも出ています。個人で行くか、ツアーで行くか。値段と日程を見比べて、考えてみてください。(その3へ続く)