もっとも行きやすいチベット自治州シャングリラ

中国南部の雲南省は、少数民族の宝庫と呼ばれています。中国に住む56の民族のうち、25の民族が住んでいるのです。各民族は、商売などで行ったり来たりしていますので、町に行くと、様々な民族衣装を着た人たちに出合います。色鮮やかな、あるいは地味な衣装もありますが、どうしたって写真を撮りたくなるほどで、広大な中国の中でも、イチオシの地域です。中心は昆明。北にある大理や世界遺産の麗江は、中国人観光客も集まってきます。今回のお話は、麗江よりさらに北に4時間、車で走ったところにある町、香格里拉(シャングリラ)です。チベット人の多く住む地域としては、外国人がもっとも行きやすいところかもしれません。標高は3288メートル。ゆっくり歩いていても、息が切れるような高地にあります。見渡す限り草原地帯が広がっています。

チベット族の女性 チベット族の女性

香格里拉の特産は?

標高3000メートル級の草原は、ところどころに小高い山が見えます。日本人には馴染みのない風景です。しかし特産物は日本人が大好きな松茸でした。「松茸総合交易市場」に行くと、松茸が山ほども売られていました。もちろん日本にも輸出しているそうです。僕と妻も一袋買い、近所のレストランで鉄板焼きで食べましたが、到底食べ切れるものではなく、台湾人旅行者4人にお裾分けしました。すると、「これが日本で有名な松茸だよ!」と喜んでくれました。この町の見所は、松賛林寺(しょうさんりんじ)、チベット仏教の寺院で、700人以上の僧侶が修行しています。町から5キロ離れたところにある威容は、なかなかのものです。ほかにはとくに何もなく、町もガランとしています。そんな折、小一時間くらいのところに温泉があるよと、地元の人に聞いたのです。

松茸総合交易市場 松茸総合交易市場

温泉の名前は天生橋(ティアンシエンクアオ)温泉

タクシーで天生橋温泉に行くことにしました。もちろん水着持参です。高原の道には、ところどころで地球の裂け目のような場所があり、川が流れています。付近には高低差1000メートル超える峡谷もあるとか。さすが大陸は、スーケルがデカいですね。ほどなく渓谷の川に到着。歩いていくと小学校のプールほどの広さの温泉が見えてきました。施設で着替えて温泉へ。中国人の若い女性たちが水着姿ではしゃいでいます。たぶん42、3度程度の熱さで、高原の冷たい空気に冷えた体がほっこりします。気持ちイイ!僕と妻も2時間程度遊びました。入場料が100元(約1600円)と高めですが、半日遊ぶにはちょうどいい温泉でした。