潮州料理の汁米粉は中国料理!?

初めて口にする本場の潮州料理!ぱっと見は簡素な汁ビーフンなんですけど、評判通り本当に美味しい!脂っこくなく、薄味のスープが日本人好みです。それにしても具に入っている赤い部分を残した牛肉と言い、練り物に近い肉だんごといい、中華料理っぽくなく、東南アジア風です。しっかり火を通していない牛肉は、ベトナムのフォーを思い出します。タイで麺や米粉を食べると、フィッシュボールや豚の練り物がたっぷり入っています。練り物って、北京や上海をはじめ、内陸部でも麺の具に入っているのをまず見かけたことはありません。それこそ、練り物としっかり火を通していない牛肉の組み合わせなんて!

ベトナム風にしか見えない潮州の汁ビーフン! ベトナム風にしか見えない潮州の汁ビーフン!

日本人の口にあうと言われる潮州料理の特徴とは?

潮州は、中国南部の広東省の東に位置しています。海にも近く海産物が豊富な町です。潮州料理は、潮州や潮州に近い汕頭周辺で食べられている料理です。広東料理の一派ともいえる潮州料理ですが、美味しいことで知られています。潮州料理は、海産物と乾物、塩漬けにした海産物をよく使います。乾物からとったダシを使って煮る料理が多く、だしのうまみがベースにあるので、簡単な味付けですみ、全体的に薄味です。薄味なので、唐辛子ベースのタレの小皿が出てくることがあります。麺や米粉を注文しても、この小皿が出てくることがあり、タレに具の練り物や肉をつけて食べます。

とにかく練り物が大好きな潮州人

潮州の旧市街にある小公園に近づくと、「魚丸(ユーワン)」、「牛丸(ニュウワン)」と書かれた看板が目につきます。魚丸は、フィッシュボール、牛丸は、ほとんど練りものに近い牛肉だんごです。潮州人って、タイ人のように練り物好きなのです。牛丸は、潮州からバスで約1時間の汕頭名物ですが、こんな風に言われています。「牛丸には、2種類しかない。汕頭のものとそれ以外の地方のものだ」。これぐらい汕頭の牛丸は有名です。確かに広州でも潮州風の麺や米粉のお店に行かない限り、牛丸も魚丸も食べられません。

汕頭の小公園のそばに建っているインドネシア華僑が建てたといわれる洋館 汕頭の小公園のそばに建っているインドネシア華僑が建てたといわれる洋館

潮州の小さな村で食べた米粉は、ちょっぴりラオス風

潮州も汕頭もアヘン戦争の後、対外貿易港として栄えた都市です。特に汕頭の小公園周辺には、かつての繁栄を思わせる洋館が多く残ってます。また、多くの華僑の出身地だけに、いろんな国の文化が持ち込まれたところです。食もどこか中国の他の地方と違っていても不思議ではありません。潮州中心部から2時間ほど離れた客家が多く住む村で汁米粉を食べてみました。今度は、生菜と呼ばれるレタスに似た野菜が入っていました。これもベトナムやラオスあたりではおなじみです。本当に潮州の米粉や麺って、東南アジアの食に似てます。広州とは、一味もふた味も異なる潮州と汕頭の米粉や麺を食べに行ってみませんか!

さっと火を通した生菜入りの米粉。あっさり味でこちらも美味! さっと火を通した生菜入りの米粉。あっさり味でこちらも美味!