魯迅の故郷、紹興の穴場古鎮

運河沿いの木造の古い商店街、小さな古い石橋、運河で野菜を洗うおばあさん。中国に古鎮は数えきれないほどありますが、水のある風景が見られる古鎮って、しっとりとした趣きがあります。魯迅の故郷でもあり、紹興酒で有名な浙江省の紹興は、水郷の多い町です。浙江省の中でも紹興は上海に近く、上海虹橋駅から高速列車でたった2時間の位置にあります。名所旧跡も多く、紹興は「浙江省歴史文化名鎮」にも指定されています。静かな古鎮ブームが続く中国で紹興の古鎮と言えば、水郷の安昌が有名ですが、もう一つオススメの古鎮があります。

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周辺の景色からは想像できない柯橋古鎮

それは安昌古鎮から10数キロ南にある、「柯橋古鎮」です。柯橋古鎮は柯橋開発区にあり、周辺にあるのは紡績工場など工場ばかりです。104号線沿いの軽紡城大道から、柯橋古鎮に行こうとすると、大通り沿いからは見えません。「こんな工場ばかりのところに古鎮があるわけない」と帰りたくなってしまいます。私の場合は、商店街になっている路地を突き進み、運河と柯水が交わる柯橋古鎮にたどり着きました。

柯橋古鎮の商店街を歩いてみよう!

運河沿いには、安昌と同じ古びた木造の商店街があります。黒い瓦屋根が長々と続く商店街から、この付近は雨が多い地方だということがわかります。地面は石畳ですが、長い年月にすっかり丸みを帯びていて、温かい雰囲気すらします。柯橋では1970年代に新石器時代の石斧が出土しました。その頃からこの地に人類の営みがあったということです。また、清朝の時代には乾隆帝が南巡した時には、柯橋にやって来たという記録も残っています。柯橋は唐代以降、商業や水運で栄えたので「金柯橋」とも呼ばれた大きな町でした。今では、紹興市の中心から遠く離れ、のんびりした古鎮そのものです。

のんびりムード満点の柯橋古鎮への行き方

柯橋古鎮は、全く観光地化されていないので、石橋だろうが、商店街だろうが、いいお天気の日は洗濯物だらけで生活感がいっぱいです。90年代の中国の下町に迷い込んだような錯覚に襲われそうです。柯橋古鎮の行き方ですが、紹興駅に近い小城北橋から618路バスで「柯笛花園」下車です。紹興西バスターミナルなら、外乗118路バスで「柯橋」下車でも行けます。安昌古鎮とはしごするなら、805路か118路に乗りましょう。紹興に行ったら、柯橋と安昌古鎮の両方をまわるのがおすすめですよ!