中国の特急、快速列車の指定席が売り切れだったら…

中国の旧正月、ゴールデンウイーク、国慶節、大学の休暇や授業が始まるときは、鉄道の切符がとても買いにくい時期です。「高鉄(ガオティエ)」と呼ばれる中国の新幹線は全席指定席です。切符が手に入らないときは、あきらめるしかありません。「特快(トゥークアイ)」という特急列車や「快(クアイ)」という快速列車などなら、無座の切符を売っています。夜を越す移動や長い乗車時間なら、無座の切符を買うなんて無謀なことはしませんが、4、5時間の乗車時間なら、動けないよりマシなので乗ります。

中国の鉄道で、できればしたくない無座体験 中国の鉄道で、できればしたくない無座体験

中国の鉄道の基礎知識

中国の長距離列車には「軟臥(ルワンウオ)」、「硬臥(インウオ)」、「硬座(インズオ)」の3種類の座席があります。軟臥はソフトスリーパー、硬臥はハードスリーパーです。かなり快適に過ごせる軟臥や硬臥には無座チケットはありません。硬座はハードシートです。一番快適でないのは料金が安い硬座です。角度を変えられない背もたれの長椅子に3人、もしくは2人座ります。真ん中にテーブルをはさんで6人か4人が向かいあっています。トイレは1車両にたった2つ。多くの人が使うので、常に誰かが使っています。こんな硬座には無座チケットがあります。

無座のチケットでも快適にすごす方法

短時間の乗車時間なら硬座の指定席で十分です。しかし、バス代が硬座の何倍もするので、最近はちょうどいい時間の列車があれば、硬座で移動する人が増えてきました。そのため、硬座の指定席が売り切れてしまい、無座体験をすることになります。無座でも、どの車両に乗るかは決まっています。チケットに書かれた指定の車両に乗り込んだら、まずは荷物を置くスペースを確保します。車内は満員なので、荷物の棚はほとんど詰まっています。長椅子の下はゴミだらけなので、理想は棚の上です。トイレの周辺の洗面所に荷物を置く人もいます。臭くて、ごみ箱もあり、おすすめできません。

指定席のお客はちゃんと見ている

あとは荷物が目に入る場所の通路に立って、席があくまで待ちます。指定席の人がトイレに行っている間、そこに座ってもオッケーです。戻ってきたら、即、明け渡さないとだめですが。椅子がいっぱいでも、わずかなスペースに強引に腰かける無座の人もいます。これは絶対、しちゃいけないことです。指定席の誰かが降りるとき、厚かましくしていると、席をゆずってもらえません。謙虚に過ごしていると、降りる人に「ここ、座ったら」と、ご指名を受けることもあります。無座の時は、お客同士快適にすごせるように気を使うがポイントです。とは言っても、安徽省合肥から浙江省紹興まで誰も降りずに4時間近く立ったままだったことがあります。疲れました。無座体験、できればしたくないです。