日本人なら一度は泊まってみたい中国のあるホテル

いくら円安で以前より割高になるからって、泊まりたいものは泊まりたいんです。中国の東北地方は、日本が満州国を建てた地です。遼寧省の大連、旅順、瀋陽を始め、吉林省の長春など、東北各地に日本統治時代に建てられた建物が残っています。その当時、最高級ホテルとして知られた大和ホテルも残っています。大和ホテルは中山広場や駅前などの一等地にあり、今も現役で営業中です。当時の日本が残した建築物は、どれも重厚でモダンな建物で、現代の建築物と比べてみても決して見劣りしません。

中山広場でひときわ目立つ建物が旧大和ホテル 中山広場でひときわ目立つ建物が旧大和ホテル

日本統治時代は奉天と呼ばれた瀋陽

日本企業が多いことで知られる大連は、日本からの直行便もあり、中国の東北地方と日本の窓口になっています。大連の大和ホテルは最終日に泊まることにして、私の初大和ホテル体験は、遼寧省の省都、瀋陽からです。瀋陽は18世紀末は帝政ロシアの支配下にあり、その後、日本統治時代を迎えました。当時は奉天と呼ばれていました。瀋陽駅に近い中山広場に面した遼寧賓館が、南満州鉄道会社が運営した旧奉天大和ホテルです。遼寧賓館の玄関には「全国重要文化財、大和旅館旧址」と書かれたプレートが飾られています。

奉天旧大和ホテルに泊まったことがある歴史上の人物

2014年に亡くなった李香蘭がデビューしたのは、この遼寧賓館のホールです。李香蘭は、日本人であることを隠し、中国人として、日本映画に数多く出演した女優さんです。1927年に建設された遼寧賓館は、ヨーロッパのルネッサンス様式の外装、内装をほどこしているので中国じゃないみたいです。アーチ型の木枠の窓や扉、高い天井にぶら下がったクラッシックなシャンデリアにも風格があります。客室がある廊下付近は、特に目立った特徴はありませんが、中国の政治家、郭沫若をはじめ、歴史的人物が泊まった部屋がいくつもあります。日中近代史に興味がある人なら、全部チェックしたくなりますよ。

旧大和ホテルにお得に泊まる方法

部屋の中は改装されていますが、さすが旧大和ホテル! 今でも落ちついた家具でまとめられていて、まさにクラッシックホテルです。この遼寧賓館のツイン1泊のお値段は299元(約5980円)です。円安で、以前より割高とはいえ、これならビジネスホテル並のお値段です。ちなみに遼寧賓館のHPから予約を入れるよりも、ホテル予約サイトの「芸龍」や「携程」から入れたほうが、日本円で1000円近く安くなります。私が泊まった299元も芸龍から予約を入れた場合の値段です。日本人なら一度は泊まってみたい旧大和ホテルは、ホテル予約サイトを使って、お得に泊まりましょう!