水の都蘇州で、心が洗われる鐘の音に耳傾けるひと時を

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水の都蘇州で、心が洗われる鐘の音に耳傾けるひと時を

掲載日:2011/02/05 テーマ:歴史 行き先: 中国 / 蘇州 ライター:小田川愛

タグ: すごい! 寺院 歴史



ABガイド:小田川愛

【中国のABガイド】 小田川愛
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上海交通大学で中国語を学び、その後現地で人材コンサルティング・日本語教師を経験。幼少より海外の様々な国へ訪問・滞在するなど、自他共に認める行動派。特技は現地の人と変わらぬ生活を楽しめること。注目スポットから、普段は紹介されない郊外まで、今話題の上海は私にお任せください!

蘇州といえば、運河・庭園そして寺院です。 蘇州といえば、運河・庭園そして寺院です。

白と黒のコントラストが美しい水郷蘇州へ

白壁と黒い屋根のコントラストが美しい古民家群。その風景が水墨画を思わせる蘇州は、江南を代表する主要都市です。蘇州は長江デルタ地帯の中にあり、街のいたるところに水路がめぐっているため「東洋のベネチア」とも呼ばれています。中でも蘇州駅から西方へ15分ほどしたところにある京杭運河は歴史が深く、今から千年以上も昔、北京から杭州を結ぶ大動脈として誕生しました。この大運河を含め、水は今も変わらず蘇州市民の生活を支え続けています。

 

西側入口は、目の前に水路や橋がある風情満点の景色に加え、迫力のある「寒山寺」の文字が記念撮影におススメのスポット。 西側入口は、目の前に水路や橋がある風情満点の景色に加え、迫力のある「寒山寺」の文字が記念撮影におススメのスポット。

歴史的大運河を臨む禅宗寺院

蘇州駅から西へ進んでいくと、それまで街中を巡っていた水路とは明らかに大きさが異なる京杭運河が目の前に広がります。その大運河を臨むように佇むのが、今回ご紹介する寒山寺です。寺の周囲は目を見張る鮮やかな黄色の壁に囲まれていて、木立の中でひと際目立ちます。こちらは禅宗寺院で、1500年近い歴史を誇ります。当時の建物は一度焼失したのですが、1860年に現在の姿へ再建されました。境内の入口はいくつかあるのですが、「寒山寺」という文字が刻まれた西側入口は特に人気が高く、記念撮影をする人でいつもごった返しています。

 

境内の木や灯篭は赤い心願結でいっぱいになっている。数人で寄せ書きしている人や、一人で何枚も書く人などスタイルは色々。書いてみようと思う方はサインペンをお忘れなく! 境内の木や灯篭は赤い心願結でいっぱいになっている。数人で寄せ書きしている人や、一人で何枚も書く人などスタイルは色々。書いてみようと思う方はサインペンをお忘れなく!

深紅のたすき「心願結」で、神様に願いを

厳粛な空気とともに白檀のかおりが漂う境内は、日々多くの方々が巡拝されています。寒山寺は大雄宝殿・大悲殿・弘法堂・羅漢堂やシンボルタワーの普明宝塔など様々な建物がありますので、興味がある方は時間に余裕を持って行きましょう。またお祈り重視で!という方は、是非「心願結」という深紅のたすきにお願い事をしたためてみてはいかがでしょうか。大きい物が30元(約450円)小さい物で20元(約300円)で売られている心願結は日本で言う絵馬のようなもので、神様と自分を結ぶ不思議なたすきと言われているそうです。書き終えたら境内の木などに括って願いが届くようお祈りしましょう。

 

石碑の後ろの塔で鐘がつける。ここは誰でも鐘をつける人気スポットで、いつも数人並んで待っている。 石碑の後ろの塔で鐘がつける。ここは誰でも鐘をつける人気スポットで、いつも数人並んで待っている。

10歳若返る!?不思議な由来ある鐘の音

寒山寺は鐘にまるわることがとても有名です。1つは、中唐の詩人張継がこの寺から聞こえる鐘の音を七言絶句にしたこと。そしてもう1つは伊藤博文により寄贈された鐘があるということです。この鐘は現在つくことはできず、見学(大雄宝殿の側にある)のみですが、実際に私たちがつける鐘もあります。鐘楼にある鐘は一人5元(約75円)で3回つくことができるのですが、なんとこれには由来があり、1度つくと10歳若返り、2度目には悩みがなくなり、3度目はお金が増えるらしいのです!この鐘の音は余韻が大変素晴らしいことで知られていますので、旅の想い出に寒山寺に鳴り響く鐘の音に耳を傾けてみてください。

 

【関連情報】

■寒山寺
住所:蘇州市寒山寺弄24号
電話:0512-6723-6213(日本語不可)
時間:【3〜9月】7:30〜18:00【10〜2月】7:30〜17:00
※入場は閉門30分前までとなっておりますので、ご注意下さい。
入場料金:20元
定休日:年中無休
アクセス:蘇州駅よりタクシー約15分
URL: http://www.hanshansi.org/ (中国語)
※鐘楼の鐘をつくことができるのは、7:30〜16:55までですので、ご注意ください。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2011/02/05)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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