雲南の諾鄭は今、ちょっとした旅行ブーム

中国西南部の雲南省は南部に行けば、東南アジアのような南国旅情が楽しめ、少数民族も多く住んでいる地域です。なかでも白族が住む大理は古い街並みが残る古城で、90年代から外国人旅行者を惹きつけてきました。この大理から約100キロ離れたところにある諾鄭は1000年の歴史があると言われる白族の村です。茶馬古道沿いにあり、山の斜面には古い民家が連なっています。2年ほど前に中国のドキュメンタリー番組で取り上げられたこともあり、最近、諾鄭はちょっとしたブームになっています。

1000年の歴史があるという白族の村、諾鄭を訪ねて 1000年の歴史があるという白族の村、諾鄭を訪ねて

大理から白族の村、諾鄭への行き方

諾鄭行きバスはゲストハウスが集まっている大理古城にはないので、14キロほど離れた下関に行きます。ここから雲竜をめざします。下関から山の中の雲竜は100キロも離れていますが、途中まで高速道路も通っているので3時間弱で到着です。三輪タクシーに乗りかえたら、10数分で諾鄭です。雲竜から諾鄭はわずか6キロです。諾鄭村は山の斜面にへばりついた小さな村です。村の入り口の広場で三輪車を降り、村の中に入っていきます。村の主な道には石畳がひかれ、階段ももちろん石です。そこを飼い主にひかれた馬が通っていきます。まさに茶馬古道の雰囲気を満喫です。

農村なのに、諾鄭村はかなり立派な家が残っている

諾鄭は古くから製塩で栄えた村です。村の入り口には塩が出る井戸があります。8世紀半ば頃に大理のあたりにあった南詔国時代の書物にも諾鄭は記録されています。それで「1000年白族村」と呼ばれるようになりました。民族衣装を着ている人には遭いませんが、村の住民のほとんどが白族です。製塩で栄えた村らしく、立派な四合院作りの家や科挙の試験に合格した進士の家が残っています。農村ですが、幹線道路沿いから外れているため、古い民家がそのまま残っているのです。

諾鄭の古い民家は今は民宿だらけ

今、この諾鄭はブームのせいか、古い民家のほとんどが民宿を経営しています。ユースホステルもできました。眺めのよい木造の部屋では素朴な農村の生活を体験できます。食堂など、ほとんどない村なので、食事は宿で食べます。畑で採れた野菜と、村の名物のハムを使った料理です。雲南省の山奥の村で日常の喧騒から離れた民宿ライフ体験!なんて思っていたら、この諾鄭の民宿はほとんどがwifi完備です。馬が行き交う白い石畳の村、諾鄭は居心地に良いところです。大理に行く機会があれば、諾鄭まで足をのばしてみてくださいね!