雲南省の諾村に行った訳とは?

悔しい〜っ! 1年に1回、冬至の頃に行われる生ハム作りを見るためにやってきたのに、村にたどり着く1週間前に終わってました…。ここは中国西南部の雲南省雲龍県にある諾村です。雲龍県は雲南省西部にあり、大理からバスで西に約3時間のところにあります。雲龍県からさらに三輪タクシーに乗って約30分で諾村です。諾村は雲南省南部からミャンマー、インドなどにお茶などの交易品を運んだ、茶馬古道沿いの村です。少数民族の白族の村で1000年の歴史があると言われています。この諾村は四合院造りの建物と石畳が残っている美しい村ですが、この数年間で、急激に観光客が増えました。

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諾村の観光客が増えたのは、あの番組のせい

2012年5月に中国国営放送の中央電視台で「舌の上の中国」と言う食のドキュメンタリー番組が放送されました。全7話の話の中で諾村の「火腿(ハム)」が取り上げられました。火腿は訳すと単にハムですが、映像で見るそれは生ハムでした。諾村はもともとは製塩業で栄えた村です。村でとれる岩塩を使って作った生ハムは美味しそう〜。番組の中で年に1度冬至の頃に作られると知り、日本から来たのに、豚の脚に塩をまぶす作業は1週間前に終わってました。「舌の上の中国」の放送後、村にやってくる観光客は爆発的に増え、今、村は民宿だらけです。村のあちこちに「火腿」の札がかかっています。この札がある家に行けば、生ハムを分けてもらえます。

村で見た珍しいソーセージ作り

しょんぼりと石畳の村を歩いていると、村の広場で村人が集まって作業をしていました。覗き込むと、ピンク色の腸に白いもろもろの何かを詰めています。ソーセージ作りだ! 生ハム作りは見られなかったけれど、ソーセージ作りでも見学するか! 白いもろもろは豆腐。五香粉で味をつけ、豚の血を加えた豆腐を機械に入れ、機械の口にさした腸に豆腐を詰め込んでいきます。長い長いソーセージができました。ところどころ紐で縛り、男性数人でも家に運びます。梯子を使って、窓に近い天井につるします。直射日光の当たらない風通しの良い場所で1か月たてば、食べられるそうです。

村の手作りソーセージのお味は?

この豆腐入りのソーセージは「豆腐腸(トーフチャン)」と呼ばれ、雲龍県一帯で食べられている名物でした。豆腐腸作りを見たからには、なんとしても味を知りたい。翌日の昼、流行っている民宿の食堂で食べさせてもらえるようお願いしました。豆腐腸は熱湯で約20分しっかりゆでます。その後、薄くスライスしてサラミ、豚ばら肉と一緒に炒めます。水も100CCほど加え、炒め煮します。豚の血入りの豆腐腸の色はピンク色、食感はやや固めで、味は肉です。豆腐の味は、全くなく美味しいソーセージの味でした。諾村は生ハムだけではなく、豆腐ソーセージも絶品の村でした!