日本人が中国人に一番よくされる質問とは?

中国で日本人が中国人から一番よくきかれる質問はなんだと思いますか?ズバリ!「日本人は朝、何を食べているの?昼は?夜は?」です。「食」に貪欲な中国人ですし、お隣だから食材も近いので、興味深々で質問されます。一応、私は「朝はごはんの人もいるけど、だいたいパンと牛乳とコーヒー。昼は麺類が多いかな。夜はごはん」と答えます。すると、「ふ〜ん、朝は違うけど、あんまり中国人と変わんないわね」とよく言われます。確かに中国の朝ごはんは各地でバラエティに富んでいます。定番の豆乳と揚げパンもあれば、肉まん、ロバや豆腐のスープを飲むところもあり、これとは言い切れません。

山西省の人は夜にごはんを食べると胃がもたれる? 粉もの文化圏事情 山西省の人は夜にごはんを食べると胃がもたれる? 粉もの文化圏事情

麺のふるさとの大同っ子の食習慣

先日、北京の西にある山西省の大同に行ってきました。大同は炭鉱の町でもありますが、世界文化遺産の雲崗石窟で有名な町です。山西省は中国では麺のふるさととして知られています。日本でも有名なあの刀削麺も山西省の名物です。とにかく山西省の食事は麺や粉ものが主流です。この大同でいつもの「日本人の食生活」の質問に答えると、「夜にごはんを食べたら、消化が悪くて眠れない。日本人は平気なの?」と何人もの人に言われました。

健康ブームの影響か、夜は軽めが主流

じゃ、大同っ子の晩ごはんがいつも麺かというと、そうでもないんです。意外なことに夜にお粥を食べる人が多いのです。健康ブームの中国では夜を軽めにする人が増えてきました。その影響もあってか、お粥と肉まんなどの簡単な食事です。肉まんなら、生地は小麦粉なので主食です。中に野菜や肉も入っているので、おかずがいらないからだそうです。お粥は汁物の役目をはたしています。お粥といっても、黄色い粟やひえのお粥が主流です。

粉もの文化圏だから見られる夕方の風景

お粥を食べない日は、もちろん麺か粉ものです。粉ものは具が入ってない蒸しパン「饅頭(マントウ)」か薄く延ばした小麦粉生地を焼いた「餅(ビン)」です。餅や饅頭のお店は、朝と昼は忙しく、午後2時頃から4時すぎまではし〜んとしています。新しく作られる饅頭も餅もなく、この時間に行っても冷めたものしか買えません。午後5時をすぎると、一気に店が忙しくなります。夜の主食を買い求める客がひっきりなしに訪れるので、どんどん熱々ホカホカが出来上がってきます。夕方、ビニール袋に入った饅頭や餅を片手に家路を急ぐ人を見ると、ごはんではなく粉もの文化圏にやってきたなあと思うのです。