7月と8月の広東省は、どんなお天気?

「はい、雨が多いです。運が悪かったら、1週間、毎日雨ですよ」。7月の頭から久しぶりに中国南部の広東省に行く予定です。7月は、雨が多い時期だということは知っています。でも、広東省出身の中国人留学生にこんな風に言われると、がっくりです。長めの休みがとれる夏は、ちょっと遠出して、週末プラス1日では行けないところに行きたいです。今回は、香港インアウトなので、香港についたら速攻、香港から広州に移動して、中国南部の広西壮族自治区か広東省あたりの旅を考えていました。第一希望は、広西壮族自治区の北東部です。水墨画の世界が広がる桂林があるところです。

大都会のイメージが強い広東省ですが、意外と古い建物が残っているので、散策が楽しいところです 大都会のイメージが強い広東省ですが、意外と古い建物が残っているので、散策が楽しいところです

広東省のお隣、広西壮族自治区の夏のお天気とは?

桂林や陽朔のようなカルスト地形の土地特有の小高い山がポコポコと並ぶ風景は、広西壮族自治区の北東部の賀州周辺でも見られます。賀州から北に約2時間ほど行くと、富川というところがあります。この辺りには、少数民族のヤオ族が住む伝統的な村が点在しています。ここを目指していました。賀州に近い桂林の7、8月の降水量をみると、225.1ミリと179.6ミリです。2015年の7、8月の大阪の降水量は、157.0ミリと90.9ミリです。大阪よりはるかに雨が多いです。雨の中、山道を歩いてヤオ族の村に行くことを想像しただけで、くじけそう。それなら広州周辺は? 7月は238.2ミリ、8月は233.8ミリ。賀州より雨が多いじゃないですか!

賀州に近い黄姚古鎮。旅のベストシーズンは、北部より暖かくて、晴れの日が続く11月から2月 賀州に近い黄姚古鎮。旅のベストシーズンは、北部より暖かくて、晴れの日が続く11月から2月

7月、8月の中国南部のお天気事情

それなら、いっそ客家の円楼を見に福建省に行ってみる? 海のシルクロードの起点として知られる泉州もおもしろそうです。泉州の7月の降水量は、91.4ミリと少なめですが、8月は129.5ミリです。夏の中国南部のお天気は、期待できません。南部の中でも西南部に位置する四川省の成都や雲南省の昆明も雨が多い時期にあたります。成都は、7月と8月合わせて、ほぼ500ミリ、昆明も400ミリ以上の雨が降ります。どちらの都市も9月は120ミリ台になりますが、7月と8月は大阪より圧倒的に大量の雨が降ります。私は出来る限り晴れているところに行きたいタイプなのに、中国南部は1か所を除いてほぼ、全滅です。

成都からバスで約2時間の街子古鎮。9月になっても、まだまだ雨の日が続きます 成都からバスで約2時間の街子古鎮。9月になっても、まだまだ雨の日が続きます

夏でも雨が少ないおすすめの地方とは?

残るもう一つの省は、湖南省です。広東省と広西壮族自治区の北側にあります。省都の長沙の7月、8月の降水量はあわせて、約220ミリです。これなら広州や桂林と比べてもかなりマシ! 湖南省で有名な観光地と言えば、世界遺産の張家界と鳳凰古城です。ただ、カルスト地形のダイナミックな風景が見られる張家界のシーズンは、10月です。夏の張家界はおすすめできませんが、鳳凰古城なら雨の風景も風情があって良さげです。夏の中国南部で雨が少ない地方を探すのがこんなに大変だったなんて、予想外でした。もし、夏休みが9月になるのなら、一気に降水量が90ミリ前後になる広西壮族自治区の桂林、福建省の泉州がおすすめ! それにしても夏の中国南部の旅は、晴れたらラッキーぐらいで行くのが、いいみたいです。

湖南省は、四川省と並んで辛い味付けを好む地方です。四川料理と違い、油ひかえめなので胃にやさしい。蒸すだけで調理する「蒸菜」が本当においしい 湖南省は、四川省と並んで辛い味付けを好む地方です。四川料理と違い、油ひかえめなので胃にやさしい。蒸すだけで調理する「蒸菜」が本当においしい