美人が多いことで知られる四川と重慶以上に美人が多い都市

中国では、美人、美女と言えば、西南部の四川か重慶が有名。「辣妹子(ラーメイズ)」と言われる、はきはきした性格の美人が多いと言われています。個人的には、中国の西から2番目にある甘粛省蘭州が美人の産地と思っています。四川や重慶は、ちょっときれいなお姉さん的な美人が多いのですが、蘭州は、女優みたいな正統派の美人がゴロゴロしています。2018年2月、中国のニュースサイト「今日頭条(今日のトップニュース)」を読んでいると、山西省大同も美人が多い町らしいのです。しかも大同は、「皇后之郷(皇后の故郷)」と呼ばれるほど、多くの皇后を輩出した町でした。

大同市内中心部にある旧市街は、城壁に囲まれている 大同市内中心部にある旧市街は、城壁に囲まれている

大同は、悠久の歴史と美人の町

山西省大同は、北京の西、山西省の最北部に位置しています。世界遺産の雲崗石窟で知られる大同の町は、趙の武陵王(未詳〜紀元前295年)によってつくられ、約2300年もの歴史がある町です。北魏の時代になると、約100年もの間(398〜494)は、国都でもありました。そのため、今も市内中心部には、華厳寺、善化寺、九龍壁などの歴史遺産が多いところです。現在、修復中の城壁の内部が旧市街になっており、華厳寺をはじめとする歴史遺産が集まっています。郊外には雲崗石窟があります。大同は、中国の歴史好きなら、一度は行ってみたい町です。私は、雲崗石窟が好きで3回行きましたが、大同って、そんなに美人が多かったかしら?  かつて都だった時代があったにせよ、今は地方都市にすぎません。ただし、その割には、おしゃれな女性が多い町という記憶もあります。

大同でも一番メジャーな麺は、刀削麺。硬い生地を削って作る麺なので、とにかく重い食感 大同でも一番メジャーな麺は、刀削麺。硬い生地を削って作る麺なので、とにかく重い食感

大同が「皇后之郷」と呼ばれるようになった理由

大同が、「皇后之郷」と呼ばれるようになったのは、北魏以来25人の皇后と9人の皇妃を輩出した地だからです。北斉の武明皇后、隋の文献皇后などなど。とにかくこれほど多くの皇后や皇妃を輩出した地は、他にはありません。中国の検索サイトの百度で調べると、「皇后の故郷(出身の女性)は、美人であるだけでなく、服装もモダンである」とありましたが、これは今も続いているように思えます。内陸部の都市に行くと、ゴテゴテしたデザインの服を着ている人が目につくものなのですが、大同の女性は、いたってシンプル。スカーフやネックレスがアクセントです。それでいて地味に見えないのは、目鼻立ちの美しさかもしれません。

大同を代表する世界遺産「雲崗石窟」。中国だけに収まらないオリエンタルな雰囲気がいい 大同を代表する世界遺産「雲崗石窟」。中国だけに収まらないオリエンタルな雰囲気がいい

大同に美人が多く生まれた理由

気になるのは、「なぜ、大同に多くの美人が生まれるようになったか?」です。大同は、内モンゴル自治区に近く、歴史的に遊牧民族と雑居地帯です。そのため、異民族との通婚が多く見られます。大同生まれの皇后の中で最も有名な北斉の武明皇后は、鮮卑族の出身です。北魏時代になると、異民族を強制的に城内に移住させ、通婚を勧めていました。やはり様々な血が入ると、美人が多く生まれるようです。ちなみに大同は、男性もハンサムで有名です。大同市の中で特に美人が多いことで知られるのは、大同の東南の渾源県、西南の応県です。渾源には、山にへばりついたような懸空寺、応県には、1056年に創建された木造寺院の木塔があります。大同に行ったら、観光しながら美人、美女チェックをしてみませんか!

渾源の懸空寺。北魏の末期(6世紀)に作られた仏教寺院。空に懸かっているように見えることから懸空寺と呼ばれるようになった 渾源の懸空寺。北魏の末期(6世紀)に作られた仏教寺院。空に懸かっているように見えることから懸空寺と呼ばれるようになった