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地元での評価はかなり辛口! 天津の老舗「狗不理」の包子のお味は?


掲載日:2020/12/31 テーマ:グルメ 行き先: 中国 / 天津

タグ: おいしい レストラン 高い 朝食 名物


中国の包子屋さんのトップに立つ「狗不理」

天津の南市食品街に近い狗不理で食べた名物の包子。8個46元(約736円)から 天津の南市食品街に近い狗不理で食べた名物の包子。8個46元(約736円)から

初めての北京なら、何はともあれ「全聚徳」で北京ダックを食べてみたい。上海なら「南翔饅頭店」で小籠包子を味わってみたい。そんな全聚徳や南翔饅頭店と同じく、天津の「狗不理(ゴウプリ)」と言えばその都市を代表するレストランです。しかし2020年の国慶節の休暇中、「狗不理」が大苦戦をしているというニュースが入ってきました。10月1日の国慶節は、春節やGWと並ぶ大型連休の時期であり、レストランの稼ぎ時です。狗不理ほどの有名店ともなると、各地の一等地にお店を構え、宣伝などしなくても商売繁盛のはず。狗不理は「包子(パオズ)」と言う肉まんの老舗です。創業は清の1858年。約150年の歴史がある老舗の中の老舗と言えます。2006年には、中国政府商務部が発する「中華老字号」という中国を代表する老舗の商号を得ています。2011年には、国務院が発する「国家級非物質文化遺産」の認定を受け、中国に数えきれないほどある肉まん店の頂点に立ちました。

知っておきたい「狗不理」の名前の由来

天津の南市食品街は、天津名物がそろっている美食街。天津駅からはタクシーで行くのが便利 天津の南市食品街は、天津名物がそろっている美食街。天津駅からはタクシーで行くのが便利

「狗不理」とは「狗もかまわない」という意味です。日本語に訳すと、意味不明ですが、漢字の意味にそった物語があります。狗不理の創業者の高貴友氏の幼名は「狗子」と言います。14才の時に包子専門店に修行に行き、美味しい包子の作り方を習得します。17才で自分の店を開くと、狗子が作る肉まんは、あっと言う間に評判になり、お客が押し寄せます。あまりの忙しさにお客が狗子に話しかけても、全くかまうことができなかったので、狗不理と呼ばれるようになりました。「天津三絶」とも呼ばれる天津三大名物の一つでもあり、私も天津の南市食品街に近い「狗不理」のレストランに行ったことがあります。ただ、私が天津を訪れた2000年代前半からすでに狗不理の評判はいまひとつ。地元の人には「狗不理は、ファーストフード店を兼業するようになってから、味が落ちた」と言われていました。

2020年の国慶節に起きた「狗不理」事件

北京名物の炒肝は、包子とセットで食べる人が多い。具が入っているので他に汁ものがあれば、立派な1食になる 北京名物の炒肝は、包子とセットで食べる人が多い。具が入っているので他に汁ものがあれば、立派な1食になる

2020年の国慶節に狗不理が話題になったきっかけは、有名グルメブロガーが北京の王府井にある狗不理のレストランを訪れたことです。2種類の包子を注文し、代金は約100元(約1600円)。そして「肉は、本物を使っていない。餡は脂っこいし、しかも餡の量が少ないので生地の中はスカスカ。せいぜい20元(約320円)程度の値打ちしかない」と酷評しました。そこから大炎上が始まり、狗不理集団は王府井店の契約を解除し、とうとう閉店に追い込まれてしまいました。ネットの力、恐るべし。私が天津の南市食品街に近い狗不理に行った時、包子だけを注文しました。他のおかずは一切なし。生地は、他の店よりも白くてふんわり、豚肉餡は、意外とあっさりと食べやすかった記憶があります。値段が高かった以外に不満はなく、天津旅行の記念になる狗不理で名物を食べられたので、満足でした。

現代人の食生活に包子がぴったりな理由

饅頭は、具が入っていない蒸しパン。北方のものは、ものすごく生地が詰まっていて重い。1個1.5元(約24円)ぐらいから 饅頭は、具が入っていない蒸しパン。北方のものは、ものすごく生地が詰まっていて重い。1個1.5元(約24円)ぐらいから

包子は、中国の北方の主食ですが、南方でも食べられている、言わば国民食。包子に似た主食に饅頭(マントウ)があります。こちらは具なしの蒸しパンです。包子は中に具が入っているので、汁ものがわりの緑豆や粟などのお粥と一緒に食べると、他におかずを作る必要なし。健康を気にする現代人は、晩ご飯を簡単にすます傾向があり、包子はまさにぴったりなのです。また、北京には「慶豊包子鋪」というチェーン店があります。庶民派の慶豊包子鋪で食べると、狗不理の数分の1の代金で済みます。私は慶豊包子鋪でも食べたことがありますが、こちらも美味しい。正直なところ、私には包子はどこで食べてもそれなりに美味しいので、比較が難しいです。中国人の場合、包子は主食なので狗不理に対する評価がかなり辛口になってしまうのは、仕方がないこと。でも、いつかまた、地元の人から愛される狗不理に戻ってほしいと思っているに違いありません。その時、私もまた、狗不理に行きたいな。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/12/31)

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※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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