国際青年旅館(旅舎)がない天水にある青年旅館とは?

「民泊って、やっぱりいまいちだなあ」。2017年10月、甘粛省天水の「青年旅館」に泊まると、予想通りくつろげませんでした。甘粛省は、中国の西から2番目にある細長い省です。陝西省西安から始まるシルクロードの途中にあり、イスラム世界とチベット世界の両方が見られる省です。天水は、世界遺産の認定を受けた「シルクロード:長安=天山回廊の交易路網」の構成史跡になっている「麦積山石窟」で知られる町です。麦積山石窟があるので、天水を訪れる外国人旅行者は少なくないはずなのですが、「国際青年旅館(旅舎)」がないのです。これは、外国人も泊まれるユースホステルです。私が泊まった「青年旅館」は、ユースホステルと名前は似ていますが、ただの旅館です。

麦積山石窟は、天水市の南東約50キロのところにある。天水駅前から34路バスに乗れば、約40分で到着 麦積山石窟は、天水市の南東約50キロのところにある。天水駅前から34路バスに乗れば、約40分で到着

国際青年旅館と青年旅館の違い

中国のユースホステルは、建物をまるまる1棟使った、大型の宿泊施設です。場所良し、設備良し、清潔で文句なし! 一方、青年旅館はマンションの1室の場合が多く、中国版民泊です。民泊なので、ユースホステルより設備が劣ります。20人以上が泊まっていても、トイレ兼シャワーがたった一つ、多くても二つぐらい。しかも男女共用。今すぐ、浴びたいって時にシャワーを使えなかったり、便器が汚れていたりします。泊まるにはパーフェクトに近いユースホステルを知っているだけに、この差が身に染みます。便器の汚れの問題はどうしようもないですが、シャワーのほうは、意外と簡単に解決できます。好きな時間に誰にも気を使わずにシャワーを浴びたい人は、「洗浴会所」に行ってみませんか?

歩行者天国になっているような繁華街ではなく、ホテルや商店が並んでいる通りでみかけることが多い 歩行者天国になっているような繁華街ではなく、ホテルや商店が並んでいる通りでみかけることが多い

「洗浴会所」とは、どんなところ?

「洗浴会所」は、シャワー屋さんです。旧市街で時々、見かける「浴室」や「淋浴」もシャワー屋さんですが、洗浴会所は、それよりも少し値段が高いところです。最近は、浴室や淋浴と言う呼び方が流行らなくなって、洗浴会所と呼んでいるところもありそうですが、外観が、ちょっときれいなシャワー屋さんです。中国の銭湯のようなところなので、早朝から夜11時頃まであいています。値段は建物や設備によってかなり差があり、天水のような内陸部なら12元(約204円)ぐらいからあります。おしゃれなホテルのような建物の中にある洗浴会所になると、50元(約850円)ぐらいはかかります。

私が行ったのは、男性20元(約340円)、女性12元(約204円)の庶民的なところ 私が行ったのは、男性20元(約340円)、女性12元(約204円)の庶民的なところ

実際に行ってみないとわからない洗浴会所

さて、洗浴会所の設備ですが、これは実際に入ってみないとわかりません。入り口に設備の写真が貼ってあっても、写真と実際の設備の差がありすぎて、あてになりません。私が行った天水駅前の洗浴会所は、写真では、大きな浴槽がありましたが、浴槽は男性用で、女性用はシャワーが並んでいるだけ。そのかわりシャワー室の奥に写真には、なかったサウナがありました。洗浴会所は、あくまで民泊のシャワーが苦手な人向きです。1、2泊はシャワーを浴びなくてもいいと言う人や、ビジネスホテル並みの清潔さを求める人にはおすすめしません。中国のシャワー屋さんに興味がある人や民泊のシャワーが苦手な人ならトライしてみる価値ありですよ!

洗浴会所に貼られている設備の写真。あくまでイメージと考えよう! 洗浴会所に貼られている設備の写真。あくまでイメージと考えよう!