シルクロードツアーで遺跡より人気がある場所

中国の一番西の新疆ウイグル自治区には、少数民族のウイグル族が多く住んでいます。ウイグル族の言葉で市場はバザールです。ここでは中央アジアにあるような露店も数多く、売られているものが、日本人にはとても新鮮です。窯にはりつけて焼いたナン、ラグビーボール形の果物ハミクワ、色とりどりのドライフルーツなどなどなど。何を見てもおいしそうで、買ってみたい、食べてみたい誘惑に駆られます。バザール見学は、ツアーのメインであるシルクロードの遺跡巡りよりも盛りあがるところです

ウイグル族ならみんな大好き! バザールで人気の料理とは? ウイグル族ならみんな大好き! バザールで人気の料理とは?

外国人旅行者がバザールで必ず写真を撮る料理

そんなバザールで日本人観光客、もちろん他の国の観光客でも一番、気になる屋台がふたつあります。どちらもウイグル族の好物と言われ、それを売る屋台がないバザールはないほどです。その食べ物を売る屋台の前に行くと、国籍関係なく、新疆ウイグル自治区以外に住む中国人観光客でも、一斉にバシバシと写真を撮り始めます。それぐらいインパクトが強い見た目に、目が釘付けになること必至です。

シルクロードのところてんは味よりも見た目

バザールでひときわ目立っている、その食べものは「涼粉(リャンフェン)」と呼ばれる“ところてん”です。漢民族や回族から伝わったと言われているので、ウイグル族も中国風に「リャンフェン」と言います。大きな洗面器に高く盛り上げた白いところてんの山に、真っ赤なトマトや緑のピーマンを丸ごと盛り付けます。色鮮やかで写真を撮らずにはいられない派手さがあります。酸っぱくて辛い、ところてんそのものです。涼粉は中国全土で食べられるおやつですが、新疆のものは他の地方のものより酸味が強いのが特徴です。

シルクロードの臓物煮込みは意外な味

もうひとつは羊の臓物煮込みです。羊の腸にお米と様々なスパイスを詰めたものと、肺の塊を煮込んだものです。「ウプッケ」と呼ばれ、ウイグル族ならみんな大好きです。これを嫌いだと言うウイグル族には会ったことがないくらいです。ウプッケ屋台は長い腸と黄味がかった肺の塊を積み上げていて、かなりグロテスク。一目見ただけで「食べられない」と思う人もいます。でも、これが食べてみるとあっさりとおいしく、ピリ辛のタレとよく合います。見た目が強烈なふたつの料理、写真を撮った後にぜひ、お試しあれ!意外とはまる味ですよ。