午後8時をすぎても、まだまだ明るい中国

「午後8時すぎでも、まだ明るいけど、夕暮れの遺跡って雰囲気あるわ〜」と感動です。中国の一番西に位置する新疆ウイグル自治区を地図で見ると、インドの上です。ここまで西に来ると、なかなか日が暮れません。最も西にあるカシュガルでは、午後10時すぎでも完全に陽がおちていません。新疆の中では東にあるトルファンでも午後8時は、まだまだ明るいです。それでも太陽の光は、少しずつ夕暮れの色になっていきます。この夕暮れの光の中で遺跡の中を歩き回ると、ものすごくひたれます。昼間じゃなくて、夕方に来たのは正解でした!

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おすすめ! トルファンの遺跡巡り

この遺跡は、トルファンの交河故城です。主なトルファンの遺跡は、高昌故城、アスターナ古墳群です。中でも高昌故城と交河故城は2014年に世界文化遺産に登録されました。高昌故城とアスターナ古墳群は、トルファン市街地から東に約36〜40キロのところにあります。高昌故城は三蔵法師も訪れた高昌国の跡です。荒涼とした遺跡はとにかく広大なので、ロバ車で遺構を回ります。アスターナ古墳群は、地中に降りていく参道と墓室だけです。中国古代史に興味がある人は別ですが、遺跡の雰囲気が好きな人なら、断然、高昌故城や交河故城のほうが楽しめます。

午前と午後に分かれているトルファン1日ツアー

交河故城は、トルファンの市街地から西に約16キロのところにあります。そのためトルファン1日ツアーでは、東側に集まっている高昌故城やアスターナ古墳群、ベゼクリク干仏洞、火焔山を午前の部で見学し、交河故城は午後の部になるケースがほとんどです。名産の葡萄作りを見られる葡萄溝や、幾何学模様の煉瓦で作られた蘇公塔も午後の部になります。どこを最後に行くかは、ツアーのドライバーさんによってかわります。

夕暮れの交河故城がおすすめの理由

交河故城は、その名の通り二つの河が交わる高台にある城趾遺跡です。6世紀初頭に麹氏高昌国期に、この地に交河郡城が築かれていたといわれています。かまどや住居跡などの遺跡は唐代以降のものですが、高昌故城より保存状態がよく、仏塔なども残っています。また、河がすぐそばにあるだけに、高昌故城やアスターナ古墳群と違い、緑が見えます。樹木の緑が乾ききった遺跡と一体になり、まさにシルクロードのオアシスの風景です。この風景を夕暮れに見ると、美しさが数割アップです。交河故城がツアーの最後になるように、ドライバーさんにお願いするのも手ですが、じっくり見るために夕方に自分でタクシーで行くのもおすすめです。