盛りだくさんなトルファン1日ツアー

「葡萄園は国営と民営のどっちに行きたい?」と流暢な日本語を話すウイグル族のドライバーさんが聞いてきました。今は新疆ウイグル自治区のトルファン1日ツアーの真っ最中です。新疆ウイグル自治区は、中国の最も西にあり、西安からローマまで続くシルクロードの一部です。トルファンは、西遊記に登場する火焔山、三蔵法師も立ち寄った高昌国の遺跡で有名なオアシスの町です。また、日本の輸入食品店でも買える中国のグリーンレーズンと言えば、このトルファン産です。高昌故城、交河故城、ベゼクリク干仏洞、アスターナ古墳群などをまわるトルファン1日ツアーには、葡萄園も含まれています。

ホテルで見る民族舞踊よりは簡単なものですが、タダで見られるのがうれしい ホテルで見る民族舞踊よりは簡単なものですが、タダで見られるのがうれしい

葡萄園には民営と国営の2種類

トルファン郊外の葡萄溝には、トルファンの名産の葡萄園があります。民営と国営をツアー参加者で選べるとは意外な展開です。ドライバーさんが言うには「国営は入場料60元(1140円)、民営は30元(570円)。民営はタダでぶどうの試食付き」です。もちろん、参加者全員一致で民営希望です。民営は「公主堡葡萄民俗園」と言います。「公主」は王女という意味があります。「プリンセス葡萄民俗園」って、いったいどんなとこなんでしょう。

名産の葡萄を見に「公主堡葡萄民俗園」へ

葡萄棚のアーチが続く公主堡葡萄民俗園に入って奥に進むと、テーブルにすいか、ハミ瓜、ぶどうの試食が用意されていました。ツアー客は、試食のテーブルに突進、まずは試食タイムです。中国人グループは食べ終わると、どんどん奥に進んでいくのに、私のいる日本人グループだけは、のんびり椅子に座ってず〜っと食べてます。中庭から民族音楽がかかり、やっと私たちも移動です。この地に住む少数民族のウイグル族の音楽にあわせて、ウイグル美人が舞い始めました。国営の葡萄園では踊りは見られないので、得した気分です。

予想以上に楽しめる葡萄園見学

お次は、干し葡萄作りの工程見学です。2000平方メートルもあるという広大な敷地の一角に葡萄畑があります。トルファン産の葡萄と言えば、緑色の「馬奶子(マーナイズ)」です。馬のお乳のように細長い葡萄ですが、もっと小粒のものや巨峰のような葡萄も見られます。最後は風通しのための穴があいた葡萄を干す部屋を見学して終了です。試食販売コーナーで干し葡萄を買って、大満足です。トルファン1日ツアーは、ほとんどが遺跡めぐりなので、けっこう飽きます。葡萄園がツアーに含まれていて良かった! しかもたった30元で踊りも試食も楽しめました。トルファン1日ツアーで葡萄園に行く時は、民営がおすすめです。