中国4大古城なのに観光地っぽくない古城

ここは雲南省の世界遺産、麗江と並ぶ中国4大古城のひとつのはずなのに、全くそれらしい雰囲気がありません。それがここの良さでもあるのですが。土産物屋も見当たらない代わりに、クリーニング屋、電気屋が並び、ごく普通にそこで暮らす人々の生活があります。観光に来ている感じがしないのが徽州古城の魅力です。そういえば、麗江だけでなく、山西省の世界遺産、平遥と徽州古城は中国では同格です。それなのに徽州古城の商売っ気のなさは、商魂たくましい中国とは思えません。「4大古城なんだから、少しは商売っ気を出してもいいんじゃない?、もうちょっと偉そうにしてもいいのに」と言いたくなるぐらいです。

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徽州商人の豪邸が並ぶ「斗山街」に行ってみよう!

徽州古城は、上海にも近い安徽省南部の黄山のふもとにります。その歴史は古く、西暦280年の晋の時代から、歴史書に登場します。徽州古城とかかわりが深いのは「徽商」と呼ばれる徽州籍を持つ商人です。「徽商がいなかったら、村は1日たりとも立ち行かない」とまで言われた商人です。古城の中にある「斗山街」は徽商が建てた豪壮な家が集まっているところです。高い石の壁を持つ豪邸が石畳の細い路地に集まっています。1本表にでると、下町のにぎやかさでいっぱいの通りなのに、斗山街には静かで幽玄な雰囲気すら漂う通りです。

8本脚の「許国石坊」が旅人をお出迎え

斗山街に入る前に、目につくのは、何といっても古城の入り口に立つ「許国石坊」です。珍しい8本の柱を持つ石の門で、豪壮な雰囲気がします。これは地元出身で、科挙の試験に通り、礼部尚書にまで登った許国氏が、明の万歴12(1584)年に建てたものです。礼部尚書とは、祭事や儀式をとりしきる大臣のことです。この許国石坊から古城のぶらぶら歩きは始まります。古城内には、徽州府衛、徽園などの見どころがありますが、外観だけを見れば、満足という人なら、入場料は払わなくてもオッケーです。

飽きずに黄山周辺古鎮・古城めぐりをする方法

徽州古城がある黄山周辺は、世界遺産にもなっている宏村、西递(シーディ)などの古鎮が集まっているところです。古鎮や古城めぐり好きなら、相当楽しめますが、同じ地域にあるだけに、建物の造りがどこも似ています。そうなると、飽きてくるんです。宏村や西递などの水路と一体になった水郷古鎮と違い、徽州古城は城壁に囲まれた古城なので、雰囲気が異なります。黄山周辺の古鎮、古城めぐりをするなら、徽州古城を入れるのがおすすめです。ちょっとした気分転換になりますよ。