世界遺産、宏村と西逓にシーズンオフはありません!

冬のすっきり晴れた日、池に映った白壁の古民家は、言葉も出ない美しさです。たくさんある古鎮の中で、ここを選んだのは正解でした。こことは、世界遺産の黄山に近い呈坎(チョンカン)です。安徽省の黄山周辺は、明清代の民家が残っている古鎮が集まっているところです。中でも西逓(シーティ)と宏村(ホンツン)は世界遺産にも登録されています。特に宏村は、池と一体になった古鎮の風景が美しく、行きたかったのですが、もう12月というのに、さすがは世界遺産です。泊まっていたユースホステルで、前日に宏村を訪れた旅行者の写真を見せてもらうと、池の周辺は人、人、人! シーズンオフの12月とは思えません。

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池に映る風景をマイペースで楽しめる古鎮はどこ?

池に映る静かな古鎮の風景を楽しみたかったのになあ。それなら、宏村のかわりにどこに行ったらいい? こんな風に悩めるのも古鎮が集まっているおかげです。池や運河と一体になった古鎮が見たかったので、呈坎に行くことにしました。呈坎は、宏村や西逓とは、比べようもないぐらい知られていませんが、安徽省では、有名な古鎮です。古鎮の規模もそこそこ大きいので、呈坎に賭けてみることにしました。

穴場! 呈坎へはどうやって行く?

黄山や黄山周辺の古鎮観光の起点となる町は、屯渓です。屯渓から歙県行きのバスに乗り、岩寺バスターミナルで降ります。ここから市内バスに乗って、岩寺北バスターミナルへ。北バスターミナルから1時間に1本、呈坎行きのバスが出ています。約30分ほどで呈坎に到着です。マイナーな割には、高い入場料80元(約1600円)を払って、中に入ると、大きな池と池に映った白壁の古民家の風景が目に飛び込んできました。これが見たかった! しかも池の周辺にいる観光客は私を含め、数人です。これならのんびりマイペースで観光できそうです。

呈坎古鎮の中をのんびり歩いてみよう!

白いしっくいの壁と端が反り返った、黒い瓦屋根の古民家が並んでいます。長い年月ですりへり、丸みを帯びた石畳が敷かれた古鎮内の路地を歩いていると、環秀橋に出ました。この橋の土台の石積みは元代のもので、上部の木造の屋根の部分は明代だと言われています。橋の下を流れる河の水は澄みきり、洗濯もできそうです。この日、村人とすれ違うことはあっても、観光客とすれ違ったのは数回でした。浙江省や江蘇省では、運河と一体になった水郷古鎮は数多く見られますが、上海に近いせいか、どこも観光客でいっぱいです。呈坎のように静かに観光できる古鎮は、かなり貴重です。バスの乗り換えは面倒ですが、呈坎、おすすめですよ。