シルクロードの定番麺、ラグメンとは?

この麺が、360円・・・。日本の物価を思えば、安いことは間違いないんですが、5、6年前ならラグメンは、100円ちょっとだったのに。中国のもっとも西北部、新疆ウイグル自治区で一番、ポピュラーな麺と言えば、野菜と羊肉の煮込みをかけて食べるラグメンです。ラグメンは、この地にすむ少数民族のウイグル族の家庭料理ですが、ウイグル族だけでなく、漢民族やほかの少数民族も食べます。新疆ウイグル自治区は、西安からローマまで続くシルクロードの一部分です。ラグメンは、シルクロードの国々なら、ウズベギスタン、キルギスなどにもあり、まさにシルクロードを代表する麺料理です。

これが18元のラグメン! ウルムチ以外の町では、もう少し安い12元ぐらいになる。 これが18元のラグメン! ウルムチ以外の町では、もう少し安い12元ぐらいになる。

2012年と2015年では、変わった新疆ウイグル自治区の物価

ラグメンは、安くて、おいしいシルクロードの麺料理ですが、今、新疆ウイグル自治区では、異変が起きています。ラグメンの味は変わっていませんが、全然、お安くありません。レストランではなく、普通の食堂、それも繁華街でないような場所で食べても18元(約360円)が相場です。3年前に新疆ウイグル自治区に行ったときは、12元(約240円)ぐらいでした。それでも高いと思っていたら、さらに値上がりが進みました。日本円の為替が悪いのも原因のひとつですが、中国の物価が上がる速度も異常といってもいいぐらい速いのです。

中国で食事をすると、東京や大阪より高いことも

新疆ウイグル自治区の省都、ウルムチは、もともと食の物価の高い町です。2015年の3月、北京で中国人の友人たちと食事をしました。もう北京のレストランで食べる食事代は、東京や大阪などの食事代と同じぐらいです。セットプランなどが進んでいる日本のほうが、安いぐらいです。その際、思わず私が、「もう北京の食の物価は日本を越えたね」と言うと、ウルムチからやってきている友人が「ウルムチの物価は、もっと高いんだけど」とボソッとつぶやきました。彼女の言葉が本当だったことが、2015年の秋、実際にウルムチに行ってみて、よくわかりました。

新疆で今も昔も変わらずに安いものとは?

なんとなく「中国の物価って安そう」と勘違いしたり、東南アジアのタイ程度の物価を想定して新疆ウイグル自治区に行くと、かなり痛い目にあいますよ。しかし、特に食費が高い新疆だからと言って、地元の人の収入がいいという訳でもありません。地元の人たちに聞くと、新疆で今も昔も変わらずに安いものはナンだけのようです。ナンはウイグル族の主食のパンです。以前より小ぶりになったものの、1個2元(約40円)で食べ応えがあります。食の物価高が、旅行者を直撃しますが、日本円の為替の悪さはどうしょうもありません。とにかく新疆に行くのなら、お早目に! 遅くなればなるほど物価があがっていきますよ!