広大な中国大陸を走る鉄道の旅のおとも

あの広大な中国大陸を東西南北縦横無尽に走る鉄道の旅は、鉄道オタクではなくても旅ごころをかきたてられます。上海からウルムチまでの4077キロを走る特急列車に初めて乗ったとき、「シルクロードに汽車で行けるなんて、ロマンがあるなあ」と思ったものです。都会の上海から水田がある景色にかわり、緑豊かな山、黄土高原を思わせる木のない山、砂漠へと移り変わる景色を満喫しました。「次の停車駅はどこかな?本当は何時に着くはずだったのかな?」と、時刻表をにらみながらの旅は楽しいものでした。

旅ごころをかきたててくれる「全国鉄路旅客列車時刻表」 旅ごころをかきたててくれる「全国鉄路旅客列車時刻表」

切符売場で、必ず確認するあのボード

さて、私は切符を買いに切符売場に行くと、必ず最初に電光掲示板を見ます。あらかじめメモしていった欲しい列車の席が残っているかどうかチェックするためです。この電光掲示板は大きな駅には必ずあり、列車番号、始発終点の駅と出発到着時間、硬座(ハードシート)、硬臥(二等寝台)、軟臥(一等寝台)の残席数を表示しています。欲しい列車の席が売り切れだったとき、時刻表を見たくなります。主要駅で売られている「全国鉄路旅客列車時刻表」という文庫本よりやや大きいサイズの時刻表には全列車の情報がのっているのです。

「全国鉄路旅客列車時刻表」の読み方

「全国鉄路旅客列車時刻表」は車次目録から始まっています。ここには全列車の番号、移動区間、出発と到着時間、所要時間、エアコンの有無、料金と編成、掲載ページがのっています。列車の種類は。Gは時速300キロの新幹線、Dは時速250キロの高速列車、Zは1500キロ前後の大都市を結ぶ夜行列車、Tは特急、Kは快速、Lは臨時列車、4桁の数字のみは普通列車というように一目でわかるようになっています。続いて方向別に列車一覧がのっています。京広方向なら北京と広州の沿線沿いの路線、隴海方向なら江蘇省の連雲港から新疆ウイグル自治区のウルムチの沿線上の路線を載せています。シルクロードやチベット方面の列車もここに含まれます。

旅ごころをかきたててくれる必須アイテム

列車一覧にはその車次の列車の始発駅から到着駅までの全停車駅と到着出発時間がのっています。見方がわからないと、列車を探すのが難しい時刻表ですが、見方さえわかれば旅のプランが広がります。最近ではパソコンやスマホで時刻表を簡単に見ることできるので、わざわざ「全国鉄路旅客列車時刻表」を買う人が少なくなってきています。それでも手元にあると旅ごころをかきたててくれるアイテムなので、駅で見かけたら、ぜひ購入してみてください。