日本とはかなり異なる中国の鉄道

「いったい何回、チェックしたら気がすむんじゃ〜っ!」。あまりの面倒くささに怒り爆発です。新疆ウイグル自治区の省都、ウルムチ駅のチェックの厳しさが、ここまでとは思ってもみませんでした。待合室にたどり着くまでが、本当に大変です。中国では、どの省でも汽車に乗る前に、必ず駅の待合室に入ります。そこから自分が乗る列車が発車する約30分前に駅員に誘導されて、ホームに入り、列車に乗り込みます。乗り込む時に、必ず車両の入り口に立っている係りに切符を見せなくてはいけません。日本のように自動改札なり、駅員がいる改札を発車10分ほど前に通って、自由にホームに入っていくのとはかなり違います。

新疆で一番、ものものしい雰囲気がすると言ってもいいウルムチ駅 新疆で一番、ものものしい雰囲気がすると言ってもいいウルムチ駅

シルクロードのウルムチは今、こうなっている!

新疆ウイグル自治区では、この地に多く住むウイグル族の暴動がたびたび起きています。そのため、町はかなりピリピリムードです。駅、広場、公園、バザールなどの繁華街には必ず解放軍や警察が待機している場所があり、とにかく物々しいこと、この上なし。しかも自動小銃を構えている兵士もかなり目につきます。ホテルやショッピングモールの入り口では、必ずバッグの中身を見せないと中に入れません。ウルムチは、西安からローマまで続くシルクロード上に位置してします。今は、いにしえのシルクロードに思いをはせるどころか、歴史が抱えている問題の深刻さのほうに目が向いてしまいます。

今、ウルムチ駅前は、まるで迷路?

そんなわけで今、新疆ウイグル自治区の玄関口のウルムチ駅は、大変なことになっています。ウルムチ駅周辺でかつて暴動騒ぎもあったので、柵が迷路のように張り巡らされ、まっすぐ歩けません。いったいどこが駅の入り口に続いているのかも、最初はわかりません。ぞろぞろ歩く人の後ろについていき、やっとのことで安全口にたどり着くと、まず、荷物のエックス線検査があります。もちろん持ち主の身体チェックもあります。これが終わると、次は実名制窓口チェックです。ここでまた、かなり長い行列になります。

待合室にたどり着くまでの長い道のり

中国の切符は、今、ほとんどが実名制です。身分証番号と名前が入っています。外国人の場合はパスポート番号と名前です。実名制窓口チェックで、今度は、切符、パスポートのチェックがあり、本人がどうか確かめられます。この後で、やっと待合室に入る最後の荷物検査があります。もちろん、ここでも行列です。待合室にたどり着くまでに、荷物や身分証チェックが合計3回。は〜っ、これだけでかなり疲れました。とにかく、余裕をもって、駅に行くのが正解です。1時間前に駅に行けば余裕なんて、言っていたら、相当焦りますよ!