西安で一番のグルメストリートに行ってみよう!

3年ぶりの西安! 久々に回族街を歩くと、驚くほどパワーアップ! 回族街のにぎやかなところがより一層広がり、観光客の数もシーズンオフの12月とは思えないほど、たくさんいます。中国内陸部にある陝西省の西安は、紀元前11世紀から紀元後10世紀ごろまで、前漢や唐など、13もの王朝の都があったところです。中心部にたつ鐘楼は明代に建てられたものです。この鐘楼の西北部一帯が、少数民族の回族が多く住む地域です。南北に走る北院街一帯は、回族街(ムスリムストリート)と呼ばれ、西安の顔となっています。そしてここは、西安名物のほとんどが集まっているグルメストリートです。

西羊市街にある「老米家」は夜でも、こんなにお客が入ってます! 西羊市街にある「老米家」は夜でも、こんなにお客が入ってます!

3年ぶりの回族街に起きていた、ある変化

久々の回族街である変化に気づきました。名物の「羊肉泡馍(ヤンロウパオモー)」の食堂やレストランが異様に増えていました。しかも、24時間営業なのです。これって、地元っ子からすれば「あり得ない!」と仰天ものです。西安で最も有名な羊肉泡馍と言えば、「老孫家(ラオスンジャー)」です。ここは観光客に有名なお店であって、回族街の住人が通う店は「老米家(ラオミージャー)」です。伝統を守って、午後2時か3時頃には売り切って、店じまいをするお店です。この老米家も観光客に知られるようになり、24時間営業になっていました。

名物の「ヤンロウパオモー」って、こんな料理です!

で、24時間のどこが仰天かと言えば、羊肉泡馍って、地元っ子が、夜は食べない食べ物として知られています。羊肉泡馍は、羊のスープに「馍(モー)」という素焼きのパンを小さくちぎったものを入れ、軽く煮込んだものです。実際には、牛骨スープを使ったところがほとんどですが、スープを吸い込んだパンが膨れあがり、おなかいっぱいになります。もともとは、貧しい回族が、硬くなった馍とわずかに残った羊肉を使って、おいしくおなかいっぱいになるようにと、工夫して作ったのが羊肉泡馍です。

夜に食べてはいけない理由

朝ごはんに羊肉泡馍を食べると、夜まで何も食べずにすむといわれ、体を動かす回族に重宝されてきました。時代が変わり、朝ごはんには重すぎるので、今では昼ごはんに食べるものになりました。だから地元の人気店は、午後2時すぎには閉店だったのです。そんなお店が、24時間営業になり、夜でも観光客が羊肉泡馍を食べています。時間がない旅行者にはうれしいことですが、地元っ子は「あれは、夜に食べる食べ物じゃないよ〜」とあきれ気味です。とにかく羊肉泡馍はおなかいっぱいになって、消化に時間がかかる食べ物です。できるだけ昼に食べるのがおすすめですよ!