卵が3個も入った謎の中国版ハンバーガー!

「1人前に卵を3個も使っている! カロリー高そうだけど、おいしそう〜!」。これは西安で今、流行っている卵バーガーです。卵は使っている3個のうち2個は、あひるの卵です。しかも黄味だけ。これは濃厚そうです。いったいどんな味なんだろう。中国の内陸部、陝西省の西安と言えば、世界遺産の兵馬俑や楊貴妃と玄宗皇帝の物語で知られる華清池があるところです。前漢や唐などの都がおかれた古都です。古都って、洛陽にしろ南京にしろ食べ物がおいしい。西安も例外ではなく、中国でもB級グルメの町として知られています。その西安で「とにかく、うまい」と教えてもらったのが、卵バーガーです。

1個7元(約140円)。こってり重いので、二人で1個でもいいいかもしれない。 1個7元(約140円)。こってり重いので、二人で1個でもいいいかもしれない。

西安名物の中国版ハンバーガーとは?

西安のグルメストリートと言えば、中心部に立つ鐘楼の北西に広がる回族街です。最近は、回族街の中心だった北院門街(通り)だけでなく、周辺の大皮院、西羊市街などにも観光客があふれるようになりました。回族街は、今はかつてなかったほど盛り上がっています。西安名物の中国版ハンバーガーと言えば、「肉夾馍(ロウジャーモー)」です。中に入っているのは、豚肉のトロトロ煮込みです。豚肉なので、イスラム教徒が住む回族街では、売られていません。その代わり「馍(モウ)」と言う素焼きのパンに、牛肉の醤油煮込みを挟んだものが売られています。

今、一番人気がある「ダンツァイジャーモウ」を食べてみた!

卵バーガーは、中国語で「蛋菜夾馍(ダンツァイジャーモウ)」と言います。食べられる場所は、洒金橋(サージンチャオ)です。洒金橋は南北に長い通りで、回族街のかなり西にある美食街です。観光客がやってこない地元っ子だけの通りで、老舗食堂や屋台が多いことで知られています。今、この洒金橋で一番人気があるのが「蛋菜夾馍」です。いったい何軒あるんだろうというほど、テイクアウト専門のお店が並んでいます。注文するとまず、馍にあひるの卵の黄味をナイフでパテのように塗ってくれます。そこにバラ菜と呼ばれる日本にはない野菜で作った漬物、味噌、ピーナッツをのっけます。最後に鶏の卵の目玉焼きを挟めば、できあがりです。さあ、いただきます!

洒金橋で「ダンツァイジャーモウ」を食べるなら、どこがおすすめ?

あひるの卵がこってり濃厚! 辛味がある味噌とちょっとしょっぱい漬物、目玉焼きのとろっとした黄味が入ると、みその辛味と卵の黄味の濃厚さが混じりあって、うまいっ! ピーナッツと漬け物のシャキシャキした歯ごたえも生きています。素朴なおやつに見えて、食感、味ともにものすごく計算されています。さすが、B級グルメ都市、西安! 洒金橋は地下鉄1号線「洒金橋」駅で降りるとすぐです。おすすめは洒金橋5号の「金家蛋菜夾馍」です。「蛋菜夾馍」は「ああ、太る」って味ですが、はまりますよ。西安に行ったら、ぜひ、お試しあれ!