陝西省の古都、西安の名物料理と言えば、あれ!

ごまダレ好きも辣油好きも、これを見たら食べずにはいられません。ちょっと辛そうな見た目にもノックアウト! これは陝西省の西安名物の「麻醤涼皮(マージャンリャンピー)」です。西安は、中国の真ん中よりやや東よりに位置します。前漢や唐など13もの王朝が都をおいた古都です。そんな西安は、中国では何を食べてもおいしい町として知られています。数々ある名物料理のうち有名なものは「羊肉泡馍(ヤンロウパオモウ)」、「肉夾馍(ロウジャーモウ)」です。羊肉泡馍は、小さくちぎったパンを春雨が入った牛骨スープで煮たもの、肉夾馍は素焼きのパンにとろとろに煮込んだ豚肉を挟んだものです。

「盛志望」の麻醤涼皮は6元(約120円)。西安では、夏冬問わない人気のおやつ 「盛志望」の麻醤涼皮は6元(約120円)。西安では、夏冬問わない人気のおやつ

日本人もはまる! 西安の隠れた名物料理

この2つの名物があまりにも有名すぎて、意外と知られていないのが麻醤涼皮です。でも、西安の中心部に建つ、鐘楼の西北部に広がっている回族街に行くと、わかります。いたるところにある麻醤涼皮の看板が目につきます。しかも麻醤涼皮を出す食堂は、小さなところが多く、お店の前のテーブルで麻醤涼皮を食べている人も多いです。麻醤涼皮の実物を見てしまいます。すると、全く食べるつもりもなかったのに、あまりにもおいしそうで、つい、注文してしまいます。

麻醤涼皮のおいしさの決めては、ベストな組み合わせのタレ!

麻醤涼皮の麺は、ピカピカのつやがある白い太麺です。一見、日本のうどんそのもの。食べてみると、もったり重くて、しっかりしたコシがあります。そこに濃厚なゴマダレと「油溌辣子(ヨウポーラーズ)」と呼ばれる辣油をかけて食べます。辣油の辛味が、ゴマダレと混ざると、マイルドな辛味にかわり、深みが出ます。液体と固体の中間のような重いゴマダレをもったりした麺とからめて食べると、ああ、おいしい〜。辣油とゴマダレって最高のカップルだ!

西安で麻醤涼皮を食べるなら、ここ!

回族街で麻醤涼皮を食べるなら、いちおしのお店があります。元祖麻醤涼皮の「盛志望麻醤涼皮舗(大皮院西口252号)」です。回族街のやや西側にある目立たないお店ですが、西安の食のフェスティバルのような大きなイベントがあると、必ず登場する名店です。10年ほど前になりますが、日本のテレビ番組で紹介されたこともあるお店なんですよ。28種類ものスパイスを使った秘伝のゴマダレを使った、この店の麻醤涼皮は絶品。ぜひ、回族街で麻醤涼皮を食べてみてくださいね!