中国の公園は中高年が体を鍛える場所です

中国の公園で見かけるのは、なぜか中高年ばかり。ブランコのようなものに足をのせて、足を前後に大きく動かしたり、動く円盤のようなものに乗って腰を左右にねじったり、とにかく中高年が体を動かす姿しか見かけません。だって、中国の公園にあるのはブランコや砂場といった遊具ではなく、ぶら下がったり、前後に足を開脚する健康器具ばかりなんだもの。老人の姿が目につく公園は、魯迅公園や人民公園といったガイドブックに出てくるような大きな公園ではありません。高層マンションや住宅街に近いところにある小さな公園です。

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中国の公園に子供がいない訳

朝、夕、中国の小さな公園の前を通りがかると、中高年が一心不乱に体を鍛えています。公園で游ぶ子供の姿は皆無です。厳しい競争社会なので、子供が学校が終わった後、公園で游ぶ時間なんてないと聞きます。その上、誘拐の危険も高いので、親が見張ってない限り、公園で遊んでいる子供の姿なんてあり得ません。中国の公園って子供じゃなくて、中高年の健康維持のために作られているのです。中国人は、もともと健康にはかなり気をつけています。国民健康保険制度が充実していないので、健康の自己管理は重要な課題です。

中国で見かける「広場舞(広場ダンス)」とは?

公園で日々、体を鍛えるのはもちろんのこと、「広場舞(グワンチャンウー)」と呼ばれる広場ダンスをすることも忘れません。広場ダンスは、特に中高年の女性に人気があり、夜7時頃、広場に集まって、みんなで踊ります。都会、内陸部の関係なく、ちょっとしたスペースがあれば、そこは広場舞のステージになります。軽く30分以上、雨や大雪の日以外は毎日、踊ります。中国人はもともと踊りが好きな民族かもしれませんが、こんなに毎日、踊ったら、体にいいことは間違いなしです。

日本人もマネしてみよう「健康球」

広場舞、公園での体の鍛錬、中国人は、体を動かせるうちは、とにかく毎日、鍛えます。もう少し年をとって、体を動かせなくなると、今度は「健康球(ジェンカンチュウ)」という手があります。これは、手のひらに二つの金属の球をもって、ぐるぐる動かすものです。指先を動かし続けることによって、神経を刺激し、衰えを防止するという健康方法です。西安などの観光地のお土産売場にも、健康球のかわりになる干したクルミの実を売っています。中国のお年寄りは、どこに出かける時も、このクルミの実や健康球を持って行き、暇を見つけてはくるくる回しています。とにかく何でも継続は力なり。中国人の中高年がめちゃくちゃ元気な訳は、ここにあります!