旅行中に運悪く雨が降ってしまったら……

陝西省の西安は、かつて長安と呼ばれた都市。紀元前11世紀から約2000年間に、13もの王朝がここに都をおきました。とくに唐代に繁栄し、長安は当時世界最大の都市として名を馳せたのです。こうしたことから、西安市内には各時代の多くの史跡が残り、中国の観光にははずせない場所となっています。しかしもし不運にも旅行中に雨が降ってしまったら、どこへ行けばいいでしょうか。今回は雨の日でも楽しめる西安の見どころをご紹介します。

天気が悪くても楽しめる!中国・西安のおすすめの見どころ 天気が悪くても楽しめる!中国・西安のおすすめの見どころ

お宝いっぱいの陝西省歴史博物館

雨の日といえば、屋内にある博物館へ行くのが間違いありません。陝西省歴史博物館は、6万5000平方メートルの広い敷地に建つ建物内に、先史時代から清代までの各時代の文化財を集め、展示しています。館内は青銅器や唐三彩、墓から出土した壁画など、見ごたえのある展示物でいっぱい。無料で入場できるのもうれしいところです。ただ、夏の間は非常に込み合って、入場に必要なチケットを得るまでに時間がかかることがあります。またチケットの配布枚数に制限があるので、早めの時間帯に行くのがおすすめです。

西安郊外の遺跡にも屋内のものが

有名兵馬俑ですが、こちらもうれしいことに屋内の施設です(秦始皇陵を除く)。いくつかある建物間の移動は屋外ですが、建物内に入ってしまえば大丈夫。ただし、さすがは西安最大の見どころ、観光客でごった返している可能性も高く、傘のしずくが垂れて不快な思いをするなんてことも……。また、約6000年前の新石器時代の村の跡が見られる半坡博物館も、屋根付きの遺跡です。それほど大きくはありませんが、西安中心部から比較的近いので、路線バスで訪れてもいいかもしれません。また、私のおすすめは漢陽陵博物館。小さな陶製の人形や動物が数多く埋められた墓で、観光客もあまり多くはありません。地下の暗い展示場で、ライトの光に浮かび上がる無数の陶人形が神秘的です。

きらびやかな唐舞踊ショー

大都市西安では、夜に楽しめるアトラクションも充実しています。なかでもおすすめは、唐代の音楽を奏で唐代の衣装で踊る唐舞踊ショー。料金は3500円前後と高めですが、それもうなずける美しさ。また、踊りを見ながら西安名物のさまざまな種類の餃子を食べる、餃子宴付きショーも人気。雨の日であっても、1日が充実した気分になること間違いなしです。西安はもともと日本の東京より雨が少ない土地ですが、私が数年前に訪れた秋は、毎日のように雨が続き閉口しました。雨季の始まる7月から、降水量の多い10月ぐらいまでの間に西安を訪れる場合は、訪れる見どころの検討も含めて雨対策をしていくといいでしょう。