今も城壁が残っている中国の都市はどこ?

城壁に囲まれた都市って聞くだけで、歴史を感じる重厚な壁が思い浮かびます。城壁があると、風情があるいい町って感じもします。中国はもともと城壁に囲まれた都市が中国全土にありました。城壁によって外的の侵入を防ぎ、その中に地方政府があり、民の生活がありました。毛沢東によって新中国が成立した1949年以降、多くの城壁が壊されました。今も城壁が残っている都市で有名なのは、世界遺産にもなった山西省の平遥です。他にも湖北省の荊州古城などに城壁が残っています。北京の故宮の城壁も大きなものですが、陝西省の西安ほど大きな都市で城壁が残っているところはありません。

城壁をぐるっと自転車で一周!古都西安の旅 城壁をぐるっと自転車で一周!古都西安の旅

古都西安の城壁はいつ、できたの?

中国の古都、西安は紀元前11世紀から数多くの王朝の都として、シルクロードの玄関口として栄えてきました。今も陝西省の省都で人口782万人を抱える大都会です。こんな大都会の真ん中に明代の城壁があります。唐の長安城を基礎にして、1374〜1378年にレンガを積み重ねて建設されました。その後、何度も修復され、現在に至っています。この城壁は周囲13.74キロもあります。城壁の上部の幅は12〜14メートル、底部の幅は15〜18メートルです。この城壁の上を自転車でぐるっと一周してみませんか?

城壁を自転車で走ってみました!

城壁一周のスタートは南門の永寧門からです。ここから城壁に登れば、近くに自転車を借りるところがあります。一人乗りなら1時間30分で40元(約640円)、二人乗りなら80元(約1280円)です。一周13キロもある上に、途中で自転車を停めて写真を撮ったりすると、1時間半なんて、あっという間に過ぎてしまいます。とりあえず急いで出発です。城壁には18もの門があります。物見やぐらの役割をする城楼や矢を射る窓がある箭楼もあります。自転車で走る城壁の幅は14メートルもあるので、かなりゆったりしています。

城壁から垣間見える西安の景色

南門から時計の進行と逆回りに走っていくと、西安駅が見えてきます。西安駅があるのは解放門です。鉄道で西安を目指すとき、東西どちらからでも西安駅が近づくと、城壁が見えてきます。城壁が見えたら、西安到着です。城壁から内側を見ると解放路や東大街、西大街など大きな通りが走っています。このあたりは都の繁華街だったところでしょう。唐の都、長安の繁栄が目に見えるようです。夕方になると、城壁の上で夕涼みをする地元の老人の姿も見られます。夏の昼間の暑い時間はおすすめできませんが、西安の城壁を自転車でぐるっと一周、おすすめです!