中国の石窟好きが多い日本人旅行者

中国好きの日本人旅行者の中には、石窟好きが少なくありません。石窟は山肌や岩場を人工的に彫って穴にしたところです。中国の場合、石窟寺院のことを単に石窟と言います。この石窟には巨大な仏さまが鎮座しているところがほとんどです。中国の石窟好き旅行者は巨大仏マニアとも言えます。中国4大石窟と言えば、敦煌の莫高窟、大同の雲崗石窟、洛陽の龍門石窟、天水の麦積山石窟です。巨大仏マニアからすれば、4大石窟制覇なんて、第一関門のようなものです。とっくの昔に越えています。

西安から行く日帰り旅行!「彬県大仏」を見に行こう! 西安から行く日帰り旅行!「彬県大仏」を見に行こう!

4大石窟は見てしまったけれど、もっと見たい人におすすめ

4大石窟はもう制覇してしまったけれど、中国の巨大仏にはまってしまったと言う人におすすめの石窟があります。中国の古都、陝西省の西安から日帰りで簡単に行ける場所にあります。西安なら上海や北京からも飛行機の便数も多く、飛行機の値段も安めです。上海や北京から鉄道で行っても、一晩車中泊をすれば、翌朝には、もう到着という便利な場所にあります。西安から近いその石窟は「彬県大仏」と言います。彬県は西安から約130キロ西北にある田舎町です。この町はずれに大仏寺があります。

唐代に始まった彬県大仏寺の歴史

大仏寺の門をぬけると、真正面に山肌にくっついた立派なお寺が目に飛び込んできます。大仏寺は唐代の628年に建設され、「応福寺」と呼ばれていました。唐の太宗、李世民が指揮をした彬州の「浅水源大戦」でなくなった兵士たちの魂を祀るために建てられました。その後、北宋の仁宗の時代、慶寿寺と名前が改められました。正面の大仏殿の東側には千仏洞があります。中には浮彫にされた仏像が300尊以上あります。大仏殿に入ると、ちょうど参観者の体の高さに巨大な大仏様の顔があります。顔の下半分の色が濃いので、それが髭剃り跡のようにも見えます。大仏像の高さは約20メートル、肩幅は約13メートルと大きく、迫力ある顔だちなので、見ごたえ十分です。

巨大仏マニアも大満足の彬県大仏

大仏像の両脇には、観世音菩薩像と大勢至菩薩像があります。ふくよかな顔立ちと穏やかな表情が、まさに唐代の仏像の特徴をあらわしています。この2体の菩薩像も大仏殿から見ることができます。残念なのは大仏像も菩薩像も2階にある大仏殿からしか見られないことです。そのため、全身写真を撮るのが難しいのです。全身像を見たかったという不満は少々残りますが、大きさ、風格ともに巨大仏マニアには満足してもらえるはずです。さて、彬県大仏の行き方です。西安の城西バスターミナルから彬県行きの高速バスに乗って、約2時間で彬県に到着です。彬県バスターミナルより3路バスに乗って大仏寺で降りれば、大仏寺は目の前です。マイナーですが、迫力なら負けない彬県大仏に行ってみませんか?