2012年、世界遺産申請中だった彬県大仏

2012年の秋、初めて陝西省の彬県に大仏を見に行った時、そこは「世界遺産に申請中」でした。中国の内陸部、陝西省の西安には、世界遺産の兵馬俑博物館があります。博物館のお隣には秦始皇帝陵です。他にも三蔵法師がインドから持ち帰ってきた経典を保管するために建てられた大雁塔があります。西安に付属する乾県に行けば、則天武后と唐の皇帝高宗の墓である乾陵があります。なにしろ西安周辺は、有名な史跡だらけです。そのため彬県の大仏は、かなりマイナーです。そうこうしているうちに、2014年の夏に本当に世界遺産になりました。

できたばかりの彬県駅。ここからタクシーで彬県大仏に行ってもいい。 できたばかりの彬県駅。ここからタクシーで彬県大仏に行ってもいい。

彬県大仏が世界遺産に認定された理由

「まさか、あの彬県の大仏が本当に世界遺産になるなんて!」とびっくりしました。彬県は西安の西北約130キロのところにあります。彬県の大仏寺は、唐代の628年に太宗、李世民が参加した彬州の浅水源大戦で亡くなった兵士の魂を祀るために建てられ、2014年に・・・「シルクロード:長安=天山回廊の交易網」という名称で世界遺産に登録されました。長安(現在の西安)から中央アジアに至る8700キロに属す都市の遺跡や宗教施設など33件です。33件の内訳は中国が22件、カザフスタン8件、キルギス3件です。この22件の中に彬県の大仏が含まれていました。

2014年、彬県大仏への行き方が新しくなった!

さすが中国と言おうか、世界遺産に認定されたベストなタイミングで西安から彬県まで鉄道が通りました。今までは西安の城西バスターミナル発のバスでしか行けなかった彬県に鉄道で行けるようになりました。西安駅を午前9時20分発、彬県に午前11時35分着のK8299列車です。高速バスなら片道43元(約860円)かかるのが、鉄道ならたった13.5元(約270円)で行けます。バスより45分ほど余分に時間がかかりますが、安さが魅力です。途中、乾陵で有名な乾県にも停まります。

鉄道を使って彬県大仏寺に行く方法

K8299列車から見た風景は、最初の1時間ほどをすぎれば、乾いた渓谷の世界です。草がわずかばかりに生えた渓谷に、シルクロードを感じます。渓谷とトンネルが交互に現れるようになったら、彬県駅に到着です。いかにもできたばかりといった小さな新しい駅です。駅前から1路バスで「西門橋」に行き、ここで3路バスに乗り換え、「大仏寺」で降りれば、到着です。西安から鉄道でのんびり彬県の大仏様を見に行ってみませんか!