体力も集中力も必要な中国の博物館参観

中国の古都、陝西省西安の陝西省歴史博物館を訪れた時、展示物の多さと展示フロアの広さに圧倒されました。兵馬俑コーナーも展示点数も多く、「さすが、西安!」と感動してきました。面積が11600平方メートルもあり、展示数も2700点を超えている博物館を見学するのは、体力的にもきついです。何より集中力を持続させるのが一番、難しい。これは陝西省歴史博物館に限ったことではなく、中国のそれも省都クラスの都市にある博物館は、どこも大型で国宝級の展示品がこれでもかと並んでいます。がんばって集中してみるか、事前に展示品を調べて、集中力をそこに絞り込むか悩むところです。

陝西省歴史博物館。とにかく混んでいることで知られている。大学の夏休みの時期は、特に早く行くのがおすすめ 陝西省歴史博物館。とにかく混んでいることで知られている。大学の夏休みの時期は、特に早く行くのがおすすめ

見逃しはダメ! 絶対、見るべき中国の五つの博物館

2018年5月、中国のニュースサイト「今日頭条」で「絶対、見逃してはいけない博物館。あなたはいくつ、行ったことがある?」という特集記事を見つけました。中国全土にある博物館から選ばれたのは、上海博物館、江蘇省の南京博物館、北京の故宮博物院、そして陝西省の陝西歴史博物館です。この4か所は、中国四大博物館と言われています。この中国四大博物館に加えて首都博物館も含まれていました。全五か所が見逃してはいけない博物館です。この中で私が行ったことがあるのは、上海博物館、故宮博物院、陝西歴史博物の三か所です。

故宮博物院の北門。2018年現在、入場できるのは南門にあたる午門のみ 故宮博物院の北門。2018年現在、入場できるのは南門にあたる午門のみ

何度見ても充実感がある北京の故宮博物院

北京の故宮博物院は、間違いなく中国を代表する博物館です。初めて北京を訪れる旅行者なら、ぜひとも行ってみたい。歴代王朝が収集してきた中国の逸品が集まっているだけでなく、明清の皇帝が住んだ宮殿が博物になっています。だから建物そのものと展示品の両方が見どころです。私は、3、4回行ったことがありますが、毎回、見終わるとヘトヘトでした。2016年に訪れた時は、久しぶりに北宋の都、開封の繁栄を描いた「清明上河図」をじっくり見ることができました。「清明上河図」のように学生時代の歴史の教科書に出てくるような逸品が見られるのも故宮博物院の魅力です。

最近は、どの博物館も展示の仕方がかっこよくなってきている 最近は、どの博物館も展示の仕方がかっこよくなってきている

最近の博物館の傾向とは?

さて、最近の中国を代表する博物館事情ですが、陝西省の陝西歴史博物館の入場券は、午前と午後でそれぞれ3000枚ずつと制限があります。1日に受け入れる参観者数に制限が設ける博物館が増えています。上海の上海博物館も1日8000人、故宮博物院は、1日8万人まで。また、人数制限とともにウェブ上での予約が重視されるようになってきています。外国人の場合、ウェブ上での予約は、中国の携帯番号を持っており、中国の銀行に口座を持っている人以外は、難しい状況です。そのため当日券を確実にゲットするために、博物館はどこも午前の早い時間に行くのがおすすめ。絶対、見逃してはいけない五つの博物館は、どこも早朝から行列ができる人気博物館です。がんばって、朝いちで行きましょう!

故宮博物院の当日チケット売り場。午前8時半のオープンの時点で、こんなに並んでいる! 故宮博物院の当日チケット売り場。午前8時半のオープンの時点で、こんなに並んでいる!