中国の鉄道の寝台車が5種類もあるって、知ってました?

2017年12月4日、中国のニュースサイト「今日頭条(今日のトップニュース)」にこんな記事が出ていました。「中国鉄道の五大寝台クラス(一部省略)あなたは、何種類に乗ったことがありますか?」。「五大寝台クラス」の部分に衝撃! 寝台車と言えば、普通は一等寝台の「軟臥(ルワンウオ)」と二等寝台の「硬臥(インウオ)」の2種類じゃないの? 五大って言うことは、5種類。いったいいつの間に、こんなに種類が増えていたの? 実際に私が乗ったことがあるのは、3種類。残りの2種類は、見たこともきいたこともありません。読者のコメントを読むと、中国人でも知らない人がかなりいるようでした。

一度だけ乗ったことがある西安から上海への高級軟臥! 初めての二人コンパートメント! 一度だけ乗ったことがある西安から上海への高級軟臥! 初めての二人コンパートメント!

女性なら硬臥に乗るのが、おすすめ!

中国では、寝台車のことを「臥鋪(ウオプー)」と言います。基本は硬臥と軟臥です。硬臥は、3段ベッドが向かいあわせに並んでいます。車両の端から端まで3段ベッドが詰め込まれていますが、コンパートメントではないので開放的な感じです。軟臥は、上下ベッドが向かい合わせに並ぶ4人部屋のコンパートメントです。上下ベッドなので頭上が広々していますが、女性の場合は、自分以外が全員男性になる場合もあるので、おすすめしません。扉がない硬臥のほうが気楽です。私は基本は硬臥で、たまに軟臥に乗ります。軟臥よりさらに豪華な高級軟臥には、2008年頃に1回だけ乗ったことがあります。その1回きりなので、すっかり忘れていました。

硬臥の車両は、快適そのもの。コンパートメントじゃないところがいい 硬臥の車両は、快適そのもの。コンパートメントじゃないところがいい

「高級家庭軟臥」と「単人高級軟鋪」とは?

私が乗ったのは、陝西省西安から上海に向かう列車の高級軟臥です。四人部屋の軟臥と違い、上下ベッドの二人部屋です。普通の軟臥の場合は、トイレと洗面所は共同ですが、高級軟臥は、さすが! コンパートメント内にトイレと洗面台がありました。「今日頭条」で知った高級軟臥には、さらに2種類あります。「家庭高級軟臥」と「単人高級軟臥」です。家庭高級軟臥は、3人部屋です。上下ベッドと一人用のソファ、トイレと洗面所が備え付けられています。まさに両親と子供1人の家族にぴったり。「単人高級軟臥」は、シングルベッド、机、いす、トイレと洗面所がある一人部屋です。

西安〜上海間を乗った高級軟臥の室内。小さなテーブルといす付き 西安〜上海間を乗った高級軟臥の室内。小さなテーブルといす付き

気になる高級軟臥の料金はいくら?

高級軟臥は、北京とモスクワ間を走る国際列車以外は、一般的な快速や特急列車に加え、200キロ以上の速度で走る動車に設けられています。北京〜ハルピン、北京〜上海、北京西〜西安、上海〜太源、上海南~桂林など、数多くの区間を走っています。気になる料金は、軟臥の約2倍です。北京西駅から広州に向かうZ35次列車の場合、硬臥は426元(約7242円)、軟臥が750元(約12750円)、高級軟臥なら1445元(約24565円)です。所要時間は、約21時間。軟臥の切符は、もともと数が少ないので硬臥の切符より先に売り切れます。高級軟臥に乗るなら、飛行機のほうが、速くて安いです。でも、初めてだから乗ってみたい! 高級軟臥の切符は、軟臥よりさらに数が少ないので、手に入りにくそう。でもかなり早めに予約したらゲットできるはず。鉄道好きなら、次回、中国に行った時に乗ってみませんか!

高級軟臥内のトイレと洗面所。とにかくコンパクト! 高級軟臥内のトイレと洗面所。とにかくコンパクト!