中国の古都、西安は何を食べてもおいしい町!

陝西省の西安と聞けば、秦の始皇帝陵、兵馬俑、唐の都など、歴史の町のイメージが思い浮かびます。こんな古都、西安は中国では「何を食べてもおいしい町」として有名です。ふるさとの味以外をなかなかおいしいと言わない、あの中国人が認めるグルメ都市です。中でも麺が有名です。そのおいしい麺を作っているのは回族です。西安より西側はイスラム教を信仰するイスラム教徒の多い地域です。回族が作る麺、餃子、餅(パン)などの粉もの類はとにかく文句なしです。この回族が住んでいるのが、西安の中心部にあるムスリムストリートです。ここには西安名物が集まっていますが、特に甘いお菓子の充実ぶりが圧巻です。

甘いもの好きは西安のムスリムストリートに集合! 甘いもの好きは西安のムスリムストリートに集合!

西安の食を担っている民族は甘いもの好き?

回族は宗教上の理由からお酒を飲みません。本当のことをいうと敬虔なイスラム教徒以外の人は飲むのですが・・。お酒を飲まないかわりにお茶をのみ、甘いお菓子を食べます。そのためムスリムストリートはお菓子屋が集まっています。小さくちぎったパンに春雨入りの羊のスープをかけた西安名物「羊肉泡モウ」のお店も多いのですが、甘いお菓子屋や屋台の数は半端じゃありません。和菓子風のお菓子から伝統的な中華菓子まで、種類が豊富!ちょこっとつまめるお菓子が多いので、ついつい何か買いたくなってきます。

見かけで判断しちゃいけない西安のお菓子

「緑豆ガオ」は緑豆をつぶして固めた生地の中に、干しぶどう、あんこ、アーモンド入りです。ほどよい甘さで飽きがこない味です。観光客に人気があるオレンジ色の「黄桂柿子餅」は、柿のペースト入りのお餅。キンモクセイの香りをつけた餅の中には、黒蜜や干しブドウが入っています。油で揚げるように焼いた熱々の生地をかじると、熱々の黒蜜がトロ〜リ。白いおはぎのような餅に黒糖とハチミツをかけたものは「蜂蜜涼ガオ」。見かけは相当甘そうですが、実は甘さひかえめ。干したバラの花入りの黒糖は西安風ですが、食感は日本のおはぎそのものです。

甘いもの好きなら西安に行ってみましょう!

「胡桃酥」、「花生酥」は砕いたくるみやピーナッツを水飴に混ぜ込んだものです。ムスリムストリートで一番、甘いお菓子です。かなり重いので、大量には食べられませんが、サクサクの食感にはまります。洋ナシに赤いクコの実を飾って、一際目をひくのは「氷糖梨」。梨、ハチミツ、レモン入りの甘い飲み物です。咳止めや体を冷やす効果があります。夏は冷やして冬は温めたものが売られ、夏冬ともに人気があります。このほかにもまだまだありますが、どれも日本人好みの甘さです。歴史もグルメも楽しめる西安、甘いもの好きはムスリムストリートに集合!