迫力満点!濁流の瀑布は中国のどこ?

すさまじい勢いで流れ込む黄土色の濁流!黄河にできた大きな溝に立ち上る水煙!「濁流に吸い込まれそう!」と迫力満点の景色に興奮してきました。ここは陝西省の古都・西安から北東に約300キロのところにある「壺口瀑布」です。河幅300メートルもある黄河が、両脇の山に押し込まれるように幅50メートルまで狭まったところで落下していきます。この形が壺の口に似ているので壺口瀑布と名付けられたのですが、この迫力は壺の口なんて静かなものじゃありません。黄河の土砂のまじった水は、黄土色の濁った色です。瀑布の落差は約30メートルと大きくはありませんが、荒れ狂う濁流の迫力に圧倒されっぱなしです。

迫力満点!黄河にできた壺口瀑布に感動! 迫力満点!黄河にできた壺口瀑布に感動!

黄河の中にある滝壺に降りてみました!

私が壺口瀑布に行ったのは11月下旬。水が少ない乾季のはずですが、水量は十分! 乾季だけしか降りられない滝壺に、もちろん降りてみました。龍洞と呼ばれる滝壺は1年のうち100日前後しか降りられません。水量が多い雨季の壺口瀑布も見たいですが、この時期は上から見るだけなのです。滝壺まで降りたら、とにかく滝をバックに写真を撮らねば!すると、大しけの海のように水が襲ってきます。中国人観光客から「(水が)来た来た!」の声がすると、逃げ遅れた観光客の悲鳴も聞こえます。滝の前に立ったら、一瞬で写真をとって逃げるが鉄則です。

壺口瀑布でおしりがムズムズしてきた理由は?

さて、壺口瀑布は、陝西省と山西省の境界上にあります。私が参加したツアーは山西省側から瀑布を見学しましたが、ツアーによっては陝西省側から見るのです。どちらから見るかで景色が違うのです。巨大な岩場から岩にぶちあたる濁流を見ていると、なんだか吸い込まれそうな気分です。おしりがムズムズしてきました。水しぶきで濡れた岩場はすべりやすいのに、柵がなぜかロープだけなのです。うっかり転んでしまったら、ロープの下から壺口瀑布におちそうです。このあたりの大ざっぱさが中国の観光地らしいと言おうか、日本ならあり得ません‥。

見どころも体験も詰まっている黄土高原満喫旅

私が参加した壺口瀑布ツアーは西安発です。壺口瀑布へ行くには日帰りは時間的にきついので、延安とセットになった1泊2日ツアーに入っています。延安は陝西省北部にある「中国革命の聖地」です。毛沢東、周恩来、劉少奇が、かつて住んだ「ヤオトン」が残っています。ヤオトンは陝西省や山西省の黄土高原の伝統家屋で、山に掘られた穴ぐら式住居のことです。夏は涼しく、冬は暖かいという特徴があります。ツアーではこのヤオトンに泊まり、ヤオトン体験もできます。迫力満点の壺口瀑布とヤオトン、西安発黄土高原満喫旅、2回目の西安にいかがですか?