日本人留学生が内モンゴルの呼和浩特に行く訳

どこまでも続く緑の大草原って、日本人の憧れの風景のようです。北京に留学していた時、夏休みになると何人もの日本人留学生が呼和浩特(フフホト)を目指していました。みんな「草原を見たくて」と言って、呼和浩特に旅立っていきます。真っ青な空の下、さわやかな緑の草原を見られたら、気持ちいいだろうなあ。呼和浩特は、北京の北側一帯に広がる内モンゴル自治区の省都です。草原は呼和浩特からは、かなり離れていてツアーに入らないと見られません。それでも比較的北京に近いところで草原が見られるので、呼和浩特は人気があります。私が初めて見た草原は、秋の始まりでしたが、新疆ウイグル自治区の那拉提(ナラティ)草原です。

新疆の伊寧(イーニン)からの日帰り旅行! 那拉提(ナラティ)に草原を見に行こう! 新疆の伊寧(イーニン)からの日帰り旅行! 那拉提(ナラティ)に草原を見に行こう!

伊寧は、日本人がイメージするシルクロードとは違う世界

新疆ウイグル自治区は北京から一番遠い自治区です。地図でいうなら、インドの上あたり。その新疆の中でも西にあり、カザフスタンと国境を接しているのが伊寧です。新疆は西安からローマまで続くシルクロードの一部分です。乾いた砂漠のイメージがありますが、伊寧は天山山脈の北側にあり、雨も降るので緑豊かな町です。天山南路にあるカシュガルやトルファンなどと同じように、伊寧には少数民族のウイグル族が住んでいますが、1870年代はロシア領でした。そのせいかスターリンの名がついた通りも残っています。那拉提草原ツアーは、この伊寧の人気日帰りツアーです。

那拉提草原で本物の遊牧を見ました!

那拉提草原は、伊寧から国道218号線をひたすら東に約280キロ行ったところにあります。伊寧から片道約3時間です。天山の北側にあるので、伊寧の秋と冬は、南側にあるトルファンやカシュガルより早くやってきます。那拉提で緑豊かな草原が見られるのも9月上旬ごろまでです。那拉提風景区は広大なので、バスで中をまわるようになっています。カザフ族が住んでいるので、馬にも乗れますよ。バスに乗り、風景区の奥まで進んでいくと、羊の群れや馬に乗った羊飼いの姿が現れます。風景区だからって、観光用ではないのです。地元のカザフ族が本当にここで遊牧をしています。

那拉提に行くのなら、9月上旬までに行こう!

私が那拉提草原を訪れたのは9月の終わり。この時期になると、残念ながら草原は枯草色でした。ただ、どこまでも続く枯草色の大地と真っ青な空と白い雲を見られて、ゆったりした気持ちになれました。伊寧から片道3時間をかけてきて良かった! 乾いたイメージがあるシルクロードの中でも、伊寧や那拉提は水も緑も豊かなところです。シルクロードのもう一つの顔を見たような気分です。伊寧に行ったなら、那拉提まで足を延ばしてみませんか? 9月上旬までに行けば、緑の大草原を見られますよ!