- りんみゆき
- 香港在住22年。元外資系航空会社のCA、現在はライターや通訳。CA時代から旅行が大好きで、子どもができても世界のあちらこちらに出没しています。リゾートやハイキングなど子連れ旅行のおすすめ情報を発信中。
出発エリアをに変更しました。
夕暮れ時に訪れるのもおすすめ
香港というとコンクリートジャングルのイメージがありますが、緑も多くハイキングトレイルもたくさんあります。11月から3月は気候もよく、絶好のハイキングシーズンです。
観光がてら、ハイキングできるのがザ・ピークのピーク・サークル・ウォーク。一周約3km、ペースによっては1時間以内で歩くこともできます。舗装された平らな道なので、小さい子どもやベビーカーでゆっくりと歩くことも。スタートから約15分後にたどり着くルックアウトで、もし疲れたら引き返してくることも可能です。植物や鳥の説明が書かれている看板を読みながら、森林浴を楽しむのもいいでしょう。途中公園があり、さらに頂上を目指したい人はそこからハイウェストに登ることもできます。ゴールした後はピークルックアウトのテラス席で食べ応えのあるハンバーガーをいただくのもおすすめです。
オーシャンパークのケーブルカーが右側に見えます
香港島の南側の海沿いを歩く遊歩道は景色もよく、街中からの手軽に行けるロケーション。香港カントリークラブの横にある階段を下ると、トレイルが始まります。ディープウォーターベイを通過し、ゴールのレパルスベイまでは約3km、所要時間は1時間弱。2つのベイはビーチなので、水着や砂遊びのおもちゃを持って行くのもいいでしょう。遊歩道は数段の階段がある以外平らなので小さい子でも歩きやすいコースです。ゴールのレパルスベイにはシャワーや更衣室の施設があります。ザ・パルスのショッピングアーケードにはレストランやカフェが並んでいて、雰囲気は南国のリゾートのよう。ザ・パルスの先には天后のお寺や、渡ると寿命が延びる橋や触ると恋愛運がアップする婚姻石などの観光スポットもあります。
https://www.discoverhongkong.com/content/dam/dhk/intl/explore/great-outdoors/dragons-back/en-dragon-back.pdf
名前からも想像ができるように、このハイキングコースは龍の背中のようにアップダウンがあります。所要時間は約4時間、距離は約8.5Kmあり、中級者向け。体力によりますが、小学生中学年以上のお子さんだったら楽しく歩ける距離。ほとんどが砂道で階段も多くあります。地元の小中学校の遠足でも利用されているコースです。一番高い標高284mの石澳山の頂上は絶景スポット。ベンチに座って景色を眺めながら休憩するのもいいでしょう。人気のハイキングコースなので、週末は地元ハイカーで混みあっています。トレイルの最終地点は大浪湾(Big Wave Bay)はサーファーが集う波のあるビーチ。で食事したり、キオスクで売っている地元クラフトビールBig Wave Bayを飲んでゴールを祝うのもいいですね。
水は十分に持参して
香港で一番大きな島であるランタオ島にもトレイルがたくさんあります。家族向きのハイキングコースはディスカバリーベイからムイオー(もしくは反対方向)までの6kmコースで、所要時間は約2時間。多少のアップダウンはありますが、小学生以上のお子さんだったら大丈夫でしょう。トレイルの途中にはバナナの樹があったり、修道院があったりとちょっとした探検隊気分。見晴らしのいいパゴダからは天気のよい日はサンセットピークがきれいに見えます。どちらからスタートしても、ゴールにはビーチとレストランがあります。ディスカバリーベイはお洒落なレストランやバーがプロムナード沿いに並び、ムイオーはローカルなフードマーケットがあります。セントラルの3番埠頭からはディスカバリーベイ行、5番埠頭からはムイオー行のフェリーが出ています。
日陰がないので、夏場は日焼け止めをお忘れなく
ラマ島は香港で三番目に大きな島です。セントラルの4番埠頭から溶樹湾(ユンシュー湾)行のフェリーに乗ります。ファミリートレイルは湾索罟湾(ソックー湾)に向かって3km、所要時間約1時間半のネーミングのようにファミリー向けの歩きやすい舗装されたハイキングコースです。途中地元の人がいくビーチが2カ所あるので、ひと泳ぎするのもいいでしょう。バナナの樹がたくさんある村は、まるで東南アジアのジャングルに迷い込んだよう。第二次世界大戦中、日本軍が香港を占領していた時にはこの島には1000人以上が駐屯していて、スピードボートを隠して攻撃しようとしていた洞窟もあります。天后の中にいる2.74mあるリュウグウノツカイを見ると、幸せが訪れると言われています。ゴールのソックー湾には生け簀のあるレストランが並び、おいしくて新鮮な海鮮料理を満喫できます。
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※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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