中華圏を旅するときの最大の楽しみ!それは……

アジア圏とくに中華圏を旅するときの、私の大きな楽しみの一つは、フレッシュなカエルやヘビを食べることです。と、ここまで読んですでに「もう無理だ」と思う方も多いかもしれませんが、食べてみるとおいしいものですよ。日本ではなじみのない食材ですから、“珍味”というかむしろゲテモノのように扱われがちなのが、カエル・ヘビファンとしてはとても残念です。

中華圏では常識?日本ではまだまだ珍味の“カエル”“ヘビ”料理 中華圏では常識?日本ではまだまだ珍味の“カエル”“ヘビ”料理

カエルの味わいは?

香港やマカオ、シンガポールなど中華系住民が多い国では、冷凍ではなく生のカエルが、皮をつるりとキレイに剥かれた(もしくは皮が残ったままの)状態で、スーパーなどに並んでいます。身はピンク色で、脂肪分がほぼなく、見ているだけでうれしくなります。小骨が多いのでうまみが骨周りから出やすく、揚げたり炒めたり煮込んだりお粥の具にしたりと、どんな料理にしてもシコシコした弾むような歯ごたえがあり、臭みや脂っぽさはなくて大変使いやすい肉です。

ヘビの味わいは?

ヘビのほうもカエル同様、スープ仕立てや炒め物にします。初めて食べたとき、どこかで口にしたことがあるようなないような……と考え込みました。魚のようでもあり鶏肉のようでもあり。その二つはなじみのある食材ですが、ヘビは、弾力がありながらもほろりと身が崩れる食感は魚に似ており、しかしやや動物的な味が鶏肉っぽい、まさにサカナとトリの中間「爬虫類」の味わいでした。

今こそ見直そう、カエルとヘビの食材としての価値を

両方を食べてすっかりファンになり、私が出した結論は、「世界規模の食料危機に備え、人類とくに先進国は、動物性タンパク質の摂取源を今すぐカエルとヘビに切り替えよう!」ということです。というのは冗談まじりとしても、カエルとヘビなら飼育が簡単で成長も早いため安定した出荷が見込めます。しかも肉は良質のタンパク質を含み、コレステロールの心配もなく、さらには美容効果や滋養強壮効果も高いといわれ、いいことづくめです。あとは見た目の問題、精神的な抵抗感の問題でしょう。

日本でも食べられることは食べられるのだが…

ヘビは数少ないですが日本でも専門料理店があり、カエルは日本でも居酒屋などでたまにメニューに載っていることもあります。しかし、ヘビ料理店は値段が高く、カエルはほとんどが唐揚げで出てきて、しかも冷凍物。身がぱさついていて、噛んだときの味わいが感じられません。だからこそ中華圏へ行ったら、安くてフレッシュなカエルやヘビの肉を、食べてみませんか?