固定ファン多数の老舗料理店

中環(セントラル)の超有名広東料理店といえば「ヨンキーレストラン」。“知る人ぞ知る名店”は香港にいくつもありますが、ここは“誰もが知っている名店”です。旅行者も一般の香港人も各界のセレブも、実に幅広いお客様たちがここを訪れるのです。創業60年を超える老舗中の老舗ですが、現在に至るまで不動の人気を誇る秘密は、いったいなんでしょうか?

香港一の老舗広東料理店「ヨンキーレストラン」。あなたはもう行きましたか? 香港一の老舗広東料理店「ヨンキーレストラン」。あなたはもう行きましたか?

お客さんたちのドレスコードは、自由そのもの…

このお店はいつも混んでいるので、予約をおすすめします。私も2回行ったことがありますが、最初は予約をして行ったにもかかわらず少し待ちました。2回目は予約なしだったので1時間ほど待ちました。客層は見事にばらばら。きちんとしたディナーのつもりで来ている人もいれば、まるっきりの普段着で、階段にぺたりと座り込み、大あくびをしている人もいます。店構えは外装も内装も金ピカで、絢爛豪華そのもの。その豪華な空間にまったくマッチしていないカジュアルな人々も臆せず入れるのも、魅力の一つでしょうか? 高級ホテルのダイニングではまず無理ですから。

やっぱりみんなが食べている看板メニューは、どんな味?

こちらの看板メニューは、ガチョウのローストとピータンです。ここに来たほとんどの人が注文しています。ガチョウのローストは、かなり甘めの味に仕上がっています。酒飲みの私は甘すぎるように感じられますが、一方で大ファンも多いのです。そしてピータンは、ここ以外のどこともちがう味と食感です。相当にドロリとしている黄身は、初めて食べたときは「おいしい!」と思いましたが、2回目には同じもののはずなのに「生臭い」と感じ、付け合わせの甘酢生姜と一緒でないと食べにくかったのです。「おいしい」と「生臭い」のギリギリの線で勝負しているのがこのピータンの秘密だと思いました。このピータンも、虜になる人が多く、テイクアウトの人気商品なのです。

口コミの真偽を確認しに、さあ行ってみましょう!

ネットの口コミを読むと、「ヨンキー最高!香港に来たら毎回行く」という絶賛派と、「おいしくないし店員の態度もひどい。二度と行かない」というアンチにはっきりと二分されています。ここまではっきり分かれるのも人気店の証拠。たしかに料理が出てくるのは遅いし、店員さんは香港的というより大陸的なサービスだし、「高級店だから何もかも完璧なはず」と期待しすぎるとがっかりするかもしれません。それでも1942年の創業以来、毎晩空席待ちの行列ができるほどの人気店であり続けるのは、やはりそれだけ魅力ある料理だからですよね。人気の秘密を知りたい人は、自分で行って確かめるしかありませんね(もちろん予約を忘れずに)!