近くて遠い? 「サードウェーブコーヒー」のお店

ひところ、だいぶ話題になった「サードウェーブコーヒー」。あなたはもうどこかのお店に行かれましたか? 私は、興味はあったものの、行列して長く待つのが嫌で行きそびれたままです。しかし、日本よりもサードウェーブコーヒーのブームが早く到来したのが香港。「香港なら、行列せずにサードウェーブコーヒーを思う存分楽しめるかもしれない?」。さっそく、めぼしいお店を調べて行ってきました!

ハンドドリップはサーブされるまでのんびり待ちましょう ハンドドリップはサーブされるまでのんびり待ちましょう

そもそもサードウェーブコーヒーって何?

その前に「サードウェーブコーヒー」について、簡単にふりかえりましょう。コーヒー業界で第一の波(大量生産・大量消費時代)、第二の波(シアトル系コーヒーチェーン全盛期)を経て、新しい潮流として注目されているのが第三の波、サードウェーブコーヒーです。一杯ずつ丁寧に淹れた、日本のいわゆる「喫茶店」のような方式のコーヒーのことです。コーヒー豆の生産地を厳選し、豆の新鮮さを身上としています。淹れ方も、ハンドドリップやサイフォン、店によっては水出しなどが選べます。そのため、価格は高め、供されるまでの時間も長めとなります。スピードと手軽さ重視だったこれまでのコーヒーとは、根本的にコンセプトが異なるのです。

スタバ・スタイルは瞬く間に広まりました

さて、アメリカから始まったそんなサードウェーブコーヒーは、日本よりも早く香港でブームになりました。昔は“まともな”コーヒーを飲みたければホテルのラウンジにでも行くしかなかった香港ですが、甘いものが好きな香港人にスタバが受けて、いきなりセカンドウェーブ到来。スタバに似たスタイルで、フードが充実している香港発祥のコーヒーチェーン「パシフィックコーヒー(太平洋珈琲)」も、今や香港中に店舗を展開しています。

個性派ぞろいの香港サードウェーブコーヒーへ、いざ!

それに対して、今回ご紹介するサードウェーブコーヒーの各店は、どちらかというとこぢんまりとした店舗で、一店舗もしくは数店舗の展開にとどまり、個性をより強く打ち出していることが特徴です。私は、2015年に3回香港へ飛び、あらかじめ本やネットで調べておいたショップはもちろん、現地在住の人からおいしいと聞いたお店へも行ってみました。また、同じショップにできるだけ複数回通ってみました。次回から、一挙におすすめの名店をご紹介しますよ!(その2に続く)