実はビール需要が高い香港

近年、香港でクラフトビールのブームが来ていることをご存じですか? これに先駆けてワインブームがありましたが、ビールのほうはあいかわらず青島(チンタオ)、サンミゲル、ハイネケンなどの顔ぶれでした。しかし、香港は潜在的にビール需要の高い土地なのです。アルコール市場全体に占めるビールの割合は、90%近いと言われます。さすが、蒸し暑い季節の長い土地柄ですよね。とくにオフィスが建ち並ぶ中心部には、ビール党の在住外国人がたくさんいます。彼らも満足できるパブが、続々とオープンしているんですよ!

小さいグラスで少量ずつ試すこともできます 小さいグラスで少量ずつ試すこともできます

外国製ではなく、メイド・イン・ホンコンのビールを!

中心部のパブでは、これまではギネスやキルケニーなどの大手海外ブランドが多く飲まれていましたが、近年では「香港クラフトビール」が台頭しています。そう、あの狭い香港でも、ビールを造っているんですよ。香港ローカルのビールを飲めるのは、たとえば、ソーホーの「クラフト・ブリュー」や「ザ・グローブ」、ランカイフォンの「ホンコン・ブリュー・ハウス」、そして新顔ではモンコックの「タップ・エール・プロジェクト」などなど…。まだまだたくさんのパブがあります。あなたはもう行きましたか?

香港で一番のタップ数を誇る「ラウンドハウス」へ行ってみよう

私は、数あるパブの中でも、香港で随一のタップ数(タップとは、ビールサーバーの注ぎ口のこと)を誇る「ラウンドハウス タップルーム」へ行ってみました! 今回はそのレポートをします。ここはなんと24種類ものクラフトビールを揃えているのです。場所はソーホーの卑利街(Peel St.)。飲食店がひしめくこの界隈で、ひときわ人気を集めているパブです。キュートな有名雑貨店「モーン」の隣と言えば、香港好きならわかる人も多いかもしれません。私が行ったのは日曜日の夕方。ガラスのドア越しに店内をのぞくと、欧米人のお客さんであふれかえっています。みんなワイワイと楽しげに飲んでいますが、その様子からして、旅行者ではなく在住の人々のようでした。臆せずに人をかき分け中に進み、席があるか尋ねて、なんとか座れました!(後編に続く)