中高年に人気の老舗飲茶レストラン

地元のおじさん、おばさんに囲まれて、うるさいぐらいにぎやかな雰囲気で食べる飲茶が大好き! 地元っ子、しかもかなり年齢の高い人たちでいっぱいの飲茶レストランだから、もちろん安くて美味しいです。こんな庶民派飲茶にはまってしまったら、もう他のお店では、楽しめません。ここは香港の上環にある「蓮香楼」。80年以上の歴史がある老舗です。老舗だけあって、今ではすっかり少数派になったワゴン式飲茶が楽しめます。飲茶って、湯気があがったワゴンが行ったり来たりするイメージがありますよね。

お客の年齢層の高いお店ですが、香港の人気飲茶店ランキング1位になったことも! お客の年齢層の高いお店ですが、香港の人気飲茶店ランキング1位になったことも!

思わずじっと見たくなる! 蓮香楼の常連さん

蓮香楼では、お客だけでなく、お店の人も年齢がかなり高めです。点心がのったワゴンを押してくるのは、ベテランのおばさんです。大きなテーブル席が多く、一人か二人で行く私は、簡単に空いている席に紛れ込ませてもらえます。これもベテランのお店の人が、一瞬で空いている場所を教えてくれるおかげです。ここではお客は、みんな賑やかにおしゃべりをします。どんなに激論を交わしていても、お客は常連さんがほとんどなので、自分が食べたい点心がやってくるタイミングを知っています。さっきまでずっと新聞を読んでいたおじいさんが、顔を上げたと思ったら、ちょうど食べたい点心をのせたワゴンがやってきました。

計算されたものがないのが蓮香楼の特徴

こんな下町の雰囲気でいっぱいの蓮香楼なので、どこにもこじゃれた装飾や落ち着いたインテリアなんてものはありません。年季が入った階段、柱、壁に貼られた貼り紙の全てがレトロです。忘れちゃいけないのは、普段着姿で自分の家みたいにくつろいでいる年配の常連客。蓮香楼の全てが60年代、70年代の香港のようで「懐かしのオールド香港」なんて言葉が浮かびます。この昔懐かし感が、今ではおしゃれに感じられるほどです。

蓮香楼の点心は、日本ではなかなか味わえない味

さて、蓮香楼の点心のお味と言えば、濃い目です! 旅行客は、ホテルや広東料理のレストランなど、高級な飲茶の味に慣れています。高級飲茶の点心って、薄味で上品です。蓮香楼の点心はしっかり味がついているので、酢などにつけなくても十分。初めて蓮香楼に行くと「飲茶の点心って、こんなに濃い味だったかしら?」とびっくりします。このしっかり味の点心があわない人もいるはずですが、蓮香楼のファンは、増殖中です。香港で庶民派飲茶を体験したいなら、蓮香楼に行ってみませんか!